キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【7】

宏光side〜鍋パ編〜 ページ1

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玉「…それって、ほんとにAちゃんが望んでるんですかね」



宏光「は？」



玉「本気で母親になろうって思ってるんですかね」



宏光「…どういう意味だよ」












思わず足が止まった。



玉森くんが言ってる意味がわかんない。












玉「…Aちゃん、無理してると思うんです。好きになったあなたに子供がいて、好かれようとして頑張ってる。少なくとも今日俺はそう感じました」



宏光「…」












玉森くんの言葉に言葉が詰まった。



Aが無理してる？



そんなこと…












玉「Aちゃんの気持ち、考えたことありますか？お子さんがいるあなたと付き合うっていう責任や負担。どう思ってるのか、どう考えてんのか」













…正直な話、痛いとこつかれた、って思った。



こんなはじめて会うようなやつになんでこんなこと言われなきゃならねぇんだ、って。



でも、一番痛かったのは…



それが図星だったこと。



そんなこと、考えたこともなかった。



Aが責任感じてるんじゃないかなんて、負担になってんじゃないかなんて…



あぁ…俺って……



結局自分のことばかり考えてたんだ。












玉「…俺、好きなんです。Aちゃんのことが」



宏光「…」



玉「…あんま驚かないんすね」



宏光「…なんとなく分かってたし」



玉「…え？」



宏光「カフェであいつを見るお前の目が優しかったから」



玉「…」



宏光「でもお前、彼女いんだろ？」



玉「Aちゃんに聞いたんすか？」



宏光「そうだよ」



玉「……それ、嘘です」



宏光「…は？嘘？」



玉「…」











気付いたらいつの間にかスーパーが目の前にあって。



自動ドアをくぐった瞬間、お互い無言になった。












玉「とりあえず買いましょ」



宏光「あぁ…」












玉森くんが次々に酒をカゴに入れてくの見つめながら、俺の頭ん中はさっきの玉森くんの言葉が響いていた。












俺は今まで、ただAの優しさに甘えてた。



あいつの気持ちって？



聞こうと思ったことも無い。



俺、バカだ…










A……







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HAPPY BIRTHDAY玉ちゃん♡♡♡

あなたがいてくれて幸せです！！！！

これからもずっとずっとダイスキデス♡♡♡



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