裕太side〜誕生日編〜 ページ33
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「…はぁ、…緊張する…」
レストランの前に停まったタクシーから降りるAちゃんが呟く。
玉「そんなにすごいとこってわけじゃないから、もっと楽にしててよ」
じゃないと俺まで緊張しちゃう。
「…わぁぁ……！」
玉「……ふふっ」
料理が出て来る度に目をキラッキラさせて喜ぶAちゃんがかわいくて。
裕太くんの誕生日なのに私ばっかり喜んでる、って少しシュンとしちゃってる。
ううん、俺の方がきっと何倍も喜んでるよ。
だって、喜ぶキミのその笑顔を見るのがうれしいから。
何度だって俺の心をきゅんきゅんさせるんだよ、キミは。
店員「失礼します。季節のフルーツのケーキでございます」
店員さんが運んできたデザートのプレート。
俺の目の前に置かれたそのプレートの端、チョコペンかなんかで描かれたメッセージに視線が行く。
��HAPPY BIRTHDAY to YUTA��
玉「…え？…これ…、」
「んふふ、ちょっとお願いしてもらっちゃいました」
玉「え？」
「…あと、これ。大したものじゃないんですが…、」
バッグから取り出した紙袋を俺の前に差し出す。
…え？
なに……
「なにがいいとか全然わからなくて…、結局それくらいしか出来なかったんですが…、」
玉「…」
覗いた茶色の紙袋の中。
かわいくラッピングされた黄色の包み。
玉「…これ…、」
「この間言ってくれましたよね？バレンタインの時のクッキーおいしかったって。だからまた作ってみたんです。今度はちゃんと裕太くん専用で」
玉「…」
丁寧にラッピングしてあるその袋に詰められたいろんな形のクッキー。
その隙間から見える一際大きなクッキーが。
…これって、もしかして……
「…それ、一応裕太くんの顔なんです…//」
…あ、やっぱり？(笑)
バレンタインの時のクッキーは余り物だ、って言われた。
でも、これは俺だけのために作ってくれたもの。
玉「…ありがと。すげぇうれしいわ」
顔が緩みすぎてないかって気にするのにいっぱいいっぱいだわ、俺。
はぁ……うれし。
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カリン(プロフ) - おぉー！！移行おめでとうございますﾟ+｡(ﾉ´∀｀)これからもずっと応援してます！ (2015年5月4日 0時) (
レス) id: 6641d2fd0e (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - こちらこそお話を書いてくれてありがとうございます！あまりコメは出来てませんが、このお話、いっつも楽しみにしてます♪みっくんの様子がおかしいのって、前ついた嘘がバレたのかなぁ??と思いながら読んでました。クライマックスに向けてどうなるのか楽しみです★ (2015年5月4日 0時) (レス) id: 0f96157ddb (このIDを非表示/違反報告)
Maa.xx(プロフ) - はじめまして。いつもニヤニヤしながら読んでます！次で最終章、寂しいです、、、是非、続編期待しています！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: a8a2d31d70 (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷マイコ(プロフ) - 初めまして。何度も読み返しながら楽しんでます！続編、ぜひぜひはなちゃん目線で読んでみたいです！はなちゃんは2人をどんな気持ちで見守ってたのかなー実は2人の恋心に最初に気づいたのははなちゃんだったりして…とか妄想してます。是非ご検討ください！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: 7f76b5525c (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - Kさんの作品はみっくんのかっこいいポイントが本当のみっくんもそれやりそう〜！って思えてすごくすごく好きです！こちらこそ、楽しいお話を読ませていただいてありがとうございます！です(^^)みっくんの不機嫌も気になりますが(!!)8章楽しみにしています！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: 75b1e14f7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年3月17日 19時
