キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【7】

今更 ページ14

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宏光「…つぅか、あいつら寝てるよな」











起き上がって下の処理をしてるらしい彼が、急にそんなことを呟いた。











「…い、今更なに言ってんですかっ！」



宏光「え？…んふふ」



「…笑ってる場合じゃないですよ、///」











シーツ引っ張って鼻の上の方まで隠しながら宏くんを睨みつけてたら、悪戯な顔で振り返った彼。











宏光「見て。二回目なのに大量」



「…んなっ！、///」












思わず顔を背ける私に、ふふふ、って笑う宏くんの無邪気な笑い声。












リビングに二人がいる、っていうのに。



もしかしたら声聞かれたかもなのに。



なんでこんなに彼は呑気なんだろう…












「……声、聞かれちゃってたらどうするんですか？」











今だシーツで顔を隠しながら、ぼそぼそと呟いてみる。











宏光「んーー…、それは嫌だけど」



「じゃあなんでっ…聞かせて、なんてっ……！！///」



宏光「だって聞きたかったんだもん」



「…だもん、て…//」












ボクサーパンツを履いた宏くんが、ギシ…、って私の方に近付いてくる。












宏光「…Aだって、満更でもなかっただろ？」











掠れた甘い声が耳元でそう囁き、熱くなった私の頬にチュ、っとキスを落とす。












「っな…なにを言ってっ…、！！///」



宏光「おし、じゃあ風呂入るか」



「……え、？」



宏光「風呂だよ風呂。行こうぜ」



「いってらっしゃい…」



宏光「なんで！一緒にだよっ」



「む、無理ですっ！！」



宏光「今更」



「今更でも無理ですっ！！！///」













そりゃぁ、さっきも恥ずかしかったけど…



でも、最中だと夢中になっちゃうから…かな？



恥ずかしさが飛んじゃう、っていうか…



それとこれとは違う、っていうか……













宏光「…やだ」



「…」



宏光「やだやだやだやだ」



「…え、」



宏光「入りたい。Aと入りたいっ」



「…」












駄々っ子のような顔で私を見つめる彼は、動かない私をいきなりシーツでぐるぐる巻きはじめて。












「…っえ、なに…っ、」



宏光「よし、行くぞ」













そのままお姫さま抱っこされて、ガチャ、って部屋から連れ出された。




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