大人しく甘えとけ ページ44
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俺がお粥作るから、ってコタツに放り込まれて。
ブランケットを優しく背中にかけてくれる。
宏光「熱、何度あったの?」
「…37.9」
宏光「…まだあるな」
「…すいません。私までこんな…」
宏光「しょーがねぇよ。はなの面倒見ててくれたんだし」
だんだんキッチンからいい匂いが漂ってきて。
ほら、っておいしそうなたまご粥が目の前に置かれた。
宏光「…お前のみたいにうまくないかも。食欲は?」
「…少しだけ、」
宏光「食べれるだけ食べて、薬飲んで寝とけ」
「…ありがとうございます」
ふーふー、ってしながら一口食べる。
そしたら、予想以上に熱くて。
「あっつ…!」
宏光「…お前なぁ、当たり前だろうが……」
若干呆れたような顔して。
しょうがねぇな、って私の手からスプーン奪い取った宏くん。
宏光「…ほら。口開けろ」
「…へっ…!///いいい、いいですよっ…///」
宏光「いいから。病人は大人しく甘えとけ」
「…///」
恥ずかしくて、目を瞑ったまま口を開けて。
口に入れられたお粥の味だって、正直わからないくらい。
二口目のお粥をスプーンですくって、宏くんがふーふー、ってしてるのをぼーっと見つめてた。
……かわいい。
ふーふー、ってしてる時の口がかわいすぎるよ。
なんでそんなに女子度高いの?ってくらいかわいい。
そんなんで上目遣いされたらたまんない・・・
宏光「…おい」
「……ぁ、えっ!?」
宏光「お前、大丈夫か?ぼーっとし過ぎじゃね?」
「…や、その…、今は…」
宏光「…まぁ、とりあえず飯食って、薬飲んで。今日はなんもしなくていいから、寝てなきゃだめだぞ」
「…でも、少しくらいは「だーめ。お前はそう言って全部やりそうだから」
「…、」
ほら、って再び口元に運ばれたスプーンのお粥を口に含みながら…
はやくよくなれよ、って優しく微笑む宏くん見つめて。
宏くんのせいで、また熱上がっちゃうじゃん…
そんなことを思いながら、口の中のお粥を噛みしめた。
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白玉(プロフ) - ベットシーンめっちゃ宏くんカッコいいですね!!朝に読んでたんですけど、朝からキュンキュンしちゃいました!ありがとうございます!! (2016年2月22日 6時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - もう毎回楽しみです。なんというかベッドシーンもすごく表現が綺麗ですよね。それでいてゾクゾクっと来てキュンとしちゃう。もう妄想が止まりません。もう絶対宏くん言いそうなセリフだわ〜ってニヤニヤしながら読んでいます。 (2015年2月12日 17時) (レス) id: f3874cd4ea (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 「お前の風邪なんて喜んでもらってやるよ」なんて超エロいけど言われてみたい!しかも超カッコいい!!! (2015年2月8日 21時) (レス) id: 5e54e21308 (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 「お前の風邪なら喜んでもらってやるよ、亅なんて超エロイけど、めっちゃカッケー (2015年2月8日 21時) (レス) id: 5e54e21308 (このIDを非表示/違反報告)
☆とも☆(プロフ) - 下の途中で切れてすいません。。昼間っからのベッドシーン、ごちそうさまです!!(//∀//) (2015年2月6日 2時) (レス) id: 0a79d88498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2015年1月8日 19時