キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【5】

いろんな意味で ページ41

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身体は寒くて、頭も痛いはずなのに。



宏くんにぎゅ、ってされてる背中側は熱く感じちゃうから不思議。












宏光「…身体、熱いな」



「…」



宏光「…辛くないか？」



「…平気、です」



宏光「寝れそう？」



「…多分」











いろんな意味で、眠れないかもしれません…











宏光「…」



「…」



宏光「……つか、俺の方が寝れねぇかも」



「…え？」



宏光「…や、なんでもない」













私を抱きしめる宏くんの腕にぎゅ、って力が入って。



はぁ…、って首元に熱い吐息を漏らす。












「……っ…、」












思わず背中がぞくぞく、ってなって…



ちょっとだけ反応してしまった自分が恥ずかしい…//












宏光「…」











…私、このまま寝れるのかな。



熱があるせいなのか、宏くんにぎゅ、ってされてるからなのかわからないけど。



さっきからドキドキして、ふわふわして。



熱、上がってるのかな…？
















「……ひゃっ…、///」











私の腰あたりを抱きしめてた宏くんの手が、突然上へと伸びてきて。



ふに、って胸に触れる。













「…ちょ…//宏…くんっ…///」












包みこむように弄びはじめるその手に、自分の手を重ねながら思わず振り返る。












「…っふぅ……ん、っ……」












振り返った瞬間に塞がれた唇。



胸に触れる手は止まらないまま、口内に入り込んでくる宏くんの舌に必死で応える。












「……ん…、…はぁ…//」












ちゅ…、って音を鳴らして離れた唇。



頬に優しくキスを落としながら、耳元に移動していく。












宏光「…ごめん。我慢できなかった」












はぁ…、という溜息にも似た吐息を漏らしながら、耳元で静かに宏くんが呟く。












宏光「あーーー……もう……」












抱きしめてた腕を解いた宏くんは、私の身体から離れていって。



両手で顔を覆いながら、苦しそうな声を漏らす。







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