頭の中の邪念 ページ31
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幸せいっぱいの眠りについた次の日の朝は、なんだかこそばゆい感じがして。
宏くんと目が合う度に、頭の中に昨夜のことが思い出されて恥ずかしくなる。
宏光「お前さ、顔に出過ぎ」
玄関で靴を履く宏くんにそう言われてしまって、再び熱を持つ頬を両手で覆う。
宏光「ふふ。じゃあいってくるわ」
「い…、いってらっしゃい…//」
宏光「あ。今日の昼、二階堂連れて店行くから」
「…あ、わかりました」
二カッて笑った宏くんが、チュッ、ておでこにキスを落とし玄関を出て行った。
それでも結局いつまでも頭の中は悶々としていて。
本当は私の方がヘンタイなんじゃないか、って思う程、さっきから思い出しては一人赤面しちゃってる自分がいる。
…だって、あんなに優しくされたのってはじめてなんだもん。
あの行為自体、あんなに幸せなモノだなんて知らなかった。
「……っはぁーー……」
宏くん、かっこよかったなぁーーー……
むふふ…
・・・って!!!
やっぱり私ただの変態じゃん…(汗)
自分のほっぺペチペチ叩いて、いつもよりテキパキ準備とか掃除して。
頭の中の邪念(?)を取っ払うように勢いよく玄関を出た。
「おはようございまーす」
先に更衣室にきていた松井さんと挨拶を交わし、着替えてフロアへ。
千「あ、おはよう!」
玉「はよー」
二人で話をしていた千ちゃんと裕太くんに挨拶しながら、千ちゃんの元へと近寄った。
「千ちゃん、二階堂さんの件なんだけど」
千「あっ!そうだ!どうだった!?」
「今日またお店に連れてきてくれるみたいだよ」
千「マジ!?わぁ、ありがとう!!」
喜ぶ千ちゃんの隣で、不思議そうに私達を見つめる裕太くんと目が合う。
玉「なに?何の話?つか、千ちゃん??」
千「千ちゃんと玉ちゃんてなんかよくない!?」
玉「よくない。意味わかんない」
千「今日から玉ちゃんて呼ぶからさぁ、千ちゃんて呼んでよ!」
玉「えー、俺は千賀でいいー」
千「えー!!だってそれ超フツーじゃーん!」
ふわふわな二人の話聞きながら、今日も仕事が始まった。
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白玉(プロフ) - ベットシーンめっちゃ宏くんカッコいいですね!!朝に読んでたんですけど、朝からキュンキュンしちゃいました!ありがとうございます!! (2016年2月22日 6時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - もう毎回楽しみです。なんというかベッドシーンもすごく表現が綺麗ですよね。それでいてゾクゾクっと来てキュンとしちゃう。もう妄想が止まりません。もう絶対宏くん言いそうなセリフだわ〜ってニヤニヤしながら読んでいます。 (2015年2月12日 17時) (レス) id: f3874cd4ea (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 「お前の風邪なんて喜んでもらってやるよ」なんて超エロいけど言われてみたい!しかも超カッコいい!!! (2015年2月8日 21時) (レス) id: 5e54e21308 (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 「お前の風邪なら喜んでもらってやるよ、亅なんて超エロイけど、めっちゃカッケー (2015年2月8日 21時) (レス) id: 5e54e21308 (このIDを非表示/違反報告)
☆とも☆(プロフ) - 下の途中で切れてすいません。。昼間っからのベッドシーン、ごちそうさまです!!(//∀//) (2015年2月6日 2時) (レス) id: 0a79d88498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2015年1月8日 19時