視線がぶつかる ページ21
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宏光「…お前、二階堂のこと…」
「え?」
宏光「二階堂のこと、気に入ったわけ?」
「…は?ち、違いますよっ!」
宏光「じゃあなんなんだよ」
「一緒に仕事してる千賀くんて子からお願いされたんです。二階堂さんのこと知ってるみたいで、話がしたいからまた連れてきてほしい、って。それだけです」
宏光「…んだよ」
「だいたいどうしていつもそんなすぐにそっち方向に持っていくんですか?私には宏くんがいるのに……って、…」
宏光「…」
「……あ、あはっ//なぁんて…、///」
宏光「…っふ。…まぁそうだよな」
「…//」
宏光「Aには、俺がいるんだもんな?」
「…っ、///」
みるみるうちに変化していくその表情は、悪戯をする前の子供のようで。
ニヤ、って上がった口角と、細めた目が私を捉える。
「…や、あの…っ…、」
宏光「なに?」
焦る私を他所に、ソファから立ち上がった宏くんは、キッチンにいる私にジリジリと近付いてくる。
宏光「…俺がいるんだから、他の奴には目がいかない?」
「…は、い…//」
宏光「…ほんとに?」
「…あ、あたりまえじゃないですか…っ、//」
宏光「…」
そう至近距離で言われて、恥ずかしくて俯いてる私の顎を宏くんがグイ、って持ち上げる。
その瞬間、さっきとは違う切なそうな目をした宏くんと視線がぶつかる。
宏光「…ちゃんと俺の目見て言ってよ」
「…、///」
宏光「…俺だけ、だよな?」
「…っ…///」
宏くんの顔が数センチ先にあって、ただただ首を縦に降ることしか出来なくて。
それでも視線だけは、ずっと宏くんの目から外すことはなかった。
宏光「…ふはっ。顔真っ赤」
「…なっ…」
ーチュッ
宏光「…その顔も、俺だけに見せてよ」
不意打ちのキスが落とされ、耳元に響く甘い声。
それだけでもう、頭から湯気が出てくるんじゃないか、ってくらい熱くなる身体。
私を見つめ続ける宏くんを、愛おしい想いで見つめる。
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白玉(プロフ) - ベットシーンめっちゃ宏くんカッコいいですね!!朝に読んでたんですけど、朝からキュンキュンしちゃいました!ありがとうございます!! (2016年2月22日 6時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - もう毎回楽しみです。なんというかベッドシーンもすごく表現が綺麗ですよね。それでいてゾクゾクっと来てキュンとしちゃう。もう妄想が止まりません。もう絶対宏くん言いそうなセリフだわ〜ってニヤニヤしながら読んでいます。 (2015年2月12日 17時) (レス) id: f3874cd4ea (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 「お前の風邪なんて喜んでもらってやるよ」なんて超エロいけど言われてみたい!しかも超カッコいい!!! (2015年2月8日 21時) (レス) id: 5e54e21308 (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 「お前の風邪なら喜んでもらってやるよ、亅なんて超エロイけど、めっちゃカッケー (2015年2月8日 21時) (レス) id: 5e54e21308 (このIDを非表示/違反報告)
☆とも☆(プロフ) - 下の途中で切れてすいません。。昼間っからのベッドシーン、ごちそうさまです!!(//∀//) (2015年2月6日 2時) (レス) id: 0a79d88498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2015年1月8日 19時