キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【5】

リンパのマッサージ ページ12

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千賀「…あ、そうだ。Aちゃんさ、さっきBテーブルで対応してた三人組のサラリーマンの客いたじゃん？」



「…あ、うん」



千賀「あの人達って知り合い？目の下にホクロがあった人の名前とかわかったりする？」



「…えーと、二階堂さん…？」



千賀「っあーーー！！！それだぁーーー！！！」














ーーービクッ！！！















なになになにっ！！


びっくりしたぁっ……！！















「…ど、どうしたのいきなり…？」



千賀「あ、ごめんね！多分俺あいつ…あ、二階堂のことね！なんか知りあいに似てるなー、って思ってて、さっきからずっと気になってたんだよね！それで今名前聞いて思い出した！！」



「へぇー、偶然だねぇ」



千賀「なんだよー、二階堂かよー！話かければよかったぁー！！」



「ふふっ。また来てもらえるように言ってみようか？」



千賀「えっ？マジ？？あの中の誰かと連絡とれたりするの？？」



「…あ、うん。知り合いだからね」















なんだか恥ずかしくて、知り合いって言っちゃった私。















千賀「へぇ〜、そうなんだ〜。じゃあお願いしてもいい！？」



「うん、連絡しておくね。千賀くんのこと話といた方がいいかな？」



千賀「んー……。いや、やっぱびっくりさせたいから、内緒で！！」



「ふふ。了解です」



千賀「あとさ、千賀くんて呼び方堅苦しいからさぁ、俺のことは千ちゃん、って呼んで！」



「…千、ちゃん？」



千賀「そう！ちょっと呼んでみてよ、その呼び方で！」













そう言って後ろ向きになった、千賀さんこと千ちゃん。














「え？千ちゃーん…？」



千賀「はぁぁぁーーーい♪♪」



「…」



千賀「うん、やっぱこれだな！じゃあそういうことだから！」



「…え？う…ん…？」














…そういうことってどういうことだろう。














千賀「よーし、じゃあ俺休憩終わるまでリンパのマッサージしてよ〜っと」



「え？」



千賀「〜〜〜♪♪♪」



「…」














なんだかよくわからない変顔を鼻歌まじりにしはじめた千ちゃんは、多分リンパのマッサージとやらをし始めた模様。












……千ちゃんて、もしかしたら裕太くんと同レベルくらいの天然さんかもしれない。













目の前の千ちゃんの変顔チラ見しながら、私は静かにそう感じていた。






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参考に教えて？→←あのちっちゃい人

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