逃れられないキス ページ10
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宏光「…ねぇ、返事は?」
「…え、」
宏光「好きなんでしょ?俺のこと」
「…」
ニヤって口角上げた宏くんは、みるみるうちに悪戯な表情に変化していく。
返事は、って…
さっき言ったじゃん…!
宏光「…言えないの?」
「…///」
宏光「……じゃあ、」
ん、って目の前で目を瞑った宏くん。
え?ってなって、じー…って宏くんを見つめる。
宏光「…」
「…」
宏光「……おい、」
「…あ、はい!?」
宏光「…待ってんだけど」
「…な、にを…」
宏光「…なにをって、ちゅーを」
「……ち、ちちっ…!?////」
宏光「…っふ、テンパりすぎだわ」
「…だ、だって…///」
だって、いきなりブラック宏くん出てくるんだもん。
そんなの受け止める能力、私はまだ持ち合わせてません…!!
宏光「……俺にも信じさせて」
「…は?」
宏光「…お前が俺を好きだ、ってこと。俺にもちゃんと信じさせて」
そう言って、また目を瞑る宏くんの顔見つめて。
どきどきどきどき…
口から飛び出そうな程高鳴る心臓、グッて押さえて。
ごく…、って唾を飲む。
ーチュッ…
ぎゅ、って目を閉じて
ほんの一瞬、宏くんの唇に触れる。
「…わっ…!」
その瞬間、離れた唇が磁石のように再び引き寄せられる。
宏くんの手が、がっちりと私の後頭部をホールドして…
逃れられないキスは、だんだんと深くなっていく。
「……んっ、」
何度も角度を変えて落とされるキスに、思考回路がついていけない。
息継ぎってどのタイミング?
手のやり場はどこへ?
そんな中学生みたいなこと考えてたら、唇をなぞる宏くんの柔らかい舌の感触。
宏光「……口開けろって」
言いながら、親指で私の唇ぷるん、て弾く。
そのまま開かれた唇に、はむ、って食べられちゃうみたいに落とされるキス。
侵入してきた宏くんのあたたかい舌に、私はただ夢中で応えていた。
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ダーリン北山宏光様 - 私は絶対北山君一筋好きになるよ。はなちゃんも可愛いよね。北山くんもカッコいいしイケメンだから大好きです。 (2019年9月9日 15時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - はじめまして。はなちゃんがとても可愛くて宏くんはとてもみっくんぽさを感じて毎回キュンキュンキュンしてます笑!お話が本当に素敵で親子の絆や会話,言葉の素敵さなどをたくさん感じました。すごく楽しませて頂いてます!これからも頑張って下さい。 (2015年12月15日 23時) (レス) id: 9ff866e7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - はじめまして。小説の中に久しぶりに引き込まれて一気に読んでしまいました。 (2015年12月1日 13時) (レス) id: 799bf5668e (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 初コメです。はなちゃんと宏くんが、かわい〜い(≧∇≦)面白いし、もどかしさがたまんないっす(>人<;)すっごく楽しませて頂いています。 (2015年5月6日 8時) (レス) id: 5e7b10e876 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - isseiさん» はじめまして、コメントありがとうございます(=´∀`)人(´∀`=)楽しんでいただけてうれしいです★これからもよろしくお願いしますね(*^^*) (2015年2月15日 23時) (レス) id: ff033ea4e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2014年12月13日 23時