キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【4】

四歳児相手に ページ47

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はな「あーっ！ぱぱとAちゃんぎゅーってしてるー」



宏光「…あ」



「…は、はなちゃん…！///」













いつの間にか目の前にいたはなちゃんが、私達を指差してそう叫ぶ。













「…ちょ…離れて下さいよっ…///」













そう言って振り返って睨むのに、いつまでも離れないから。













宏光「…いってぇ！！」













宏くんの足、スリッパで踏んづけて(笑)



やっと緩んだ腕から逃れて、はなちゃんに駆け寄る。














「…あ、あのね、はなちゃん…」



はな「もうぎゅーってしないのー？はなもしたーい」



「…あ、うん。はなちゃんとも、ぎゅー…」



はな「んふふっ。くるしいよー」














ちっちゃいはなちゃんの身体、屈んだままぎゅ、って抱きしめる。














はな「はな、Aちゃんだーいすき」



「Aちゃんも、はなちゃん大好きだよ」



はな「だからぎゅーってするんだよね？」



「ふふ。そうだね」



はな「じゃあ、ぱぱはー？」



「…え？」



はな「ぱぱのこともすき？だからさっきぎゅーってしてたの？」



「…えっと、それは……//」















…どうしよう。


なんて言ったらいいのかわかんない……！//
















宏光「そうだよ。だからぎゅーしてた」



「…ひ、宏くん…//」



宏光「ばーか。四歳児相手になにたじろいでんだよ」



「…だって、…///」















照れてる私の頭、ポン、て触れて。



隣に同じように屈んで、はなちゃんを優しく見つめる。















宏光「はな。パパもはなと同じで、Aちゃんが好き」



はな「うん」



宏光「だから、ぎゅーってするの」



はな「ぱぱ、はなのこともすき？」



宏光「当たり前だろ、はながいっちばん好きだから」



はな「Aちゃんとはな、どっちがすきー？」



宏光「え？んー、そうだなー…」



はな「ねぇ、どっちなのー」



宏光「んー……さっきはなが一番って言ったけど、でもそれ言っちゃうと、誰かさんが拗ねちゃいそうだからなー」













そう言って、ちら、って私を横目で見つめてくる宏くん。






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一番難しい質問→←ムカムカ……？

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