キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【4】

ムカムカ……？ ページ46

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「「いただきまーす！」」













いつものようにご飯を食べて、片付けをして。



私が食器を洗っていた時…














宏光「じゃーん！今日の収穫〜」














対面になってるキッチンの目の前のテーブルに、宏くんがバッグから取り出した物。














はな「わぁ！チョコレートだぁ！」



宏光「はな、一緒に食べよっか？」



はな「たべるー！！」















かわいくラッピングされたチョコレート。



ざっと見るだけで、五個以上はある…















宏光「Aも食べる？」



「…い、いいです」



宏光「結構うまいよ？」



「…いいです。いりません」














宏くんが、他の人からもらったバレンタインチョコレート。



そんなの、いらないに決まってるじゃない…














黙々と食器洗いながら、ちょっとだけ感じるもやもやする気持ち。



もしかして、ヤキモチ…？















宏光「なぁ、」



「わっ！びっくりした…」



宏光「Aさ、もしかして妬いてる？」



「……っな！？//」



宏光「俺がチョコもらってきたからさぁ、妬いてたりする？」



「…や、妬いてません！//」



宏光「ほんとに？」



「…ほんとです」



宏光「…ふぅーん」



「…」



宏光「なぁーんか本命っぽいのあるしなー」



「…」



宏光「俺もまだまだイケんのかもなー」



「…」



宏光「来月のお返し、どうすっかなー」



「…」















もやもやもやもや…








ムカムカムカムカ…















…ん？



ムカムカ……？
















宏光「ね、やっぱ妬いてるっしょ？」



「…なっ、ちがっ…！」



宏光「顔、すっげぇ険しいけど？」



「…うそっ！！///」



宏光「んふふ。素直じゃねぇーの」



「…っ、///」















ふわ、って後ろから回された宏くんの腕が、ぎゅ、って腰に回って…



食器洗ってた手が止まる。
















「…ちょっと、宏くんっ…！//」



宏光「ん？」



「ん？じゃないですよっ…、リビングにはなちゃんいるんですからっ……」



宏光「ん、ちょっと充電」



「……じゅ、充電て…///」








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