キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【4】

ふわふわしてる ページ42

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玉「これ、Aちゃんの分の賄いね」



「すいません、ありがとうございます」



玉「隣、座ってい？」



「…あ、はい。…どうぞ」













ありがと、って隣に座った玉森さんと共に、いただきます、って食べ始めた賄いのお昼ご飯。













玉「…やば、これめっちゃうまくない？」



「おいしいです…！」



玉「ね。こんなの作れるなんてすごいよなぁ…」



「…」













パスタが入ってるお皿持ち上げて、ジー…っと見つめる玉森さん。



材料調べて、自分で作ってみようとかって思ってるのかなぁ、なんて…



真剣にパスタを見つめる玉森さんを見つめる。













「玉森さんて、お料理されるんですか？」



玉「しないよ？俺料理ってめったにしない」



「…え？そうなんですか？」



玉「うん。するように見える？」



「…や、今パスタじっと見てたんで、材料確認してるのかなー…とか思って…」



玉「んはは、見てただけー」



「…」















なんか、玉森さんて…


ふわふわしてるというか、なんというか……















玉「Aちゃんは？」



「料理ですか？しますよ、毎日」



玉「毎日！？すご…」



「別にすごくなんかないですよ、普通です」



玉「へぇー…いいなー…」



「…」













うん？


いいなー、って…？？













玉「そういえばさ、玉森さんのままだよね。まだ」



「はい？」



玉「この前駅まで一緒に帰った時、俺のこと裕太でいいって言ったのにー」



「…そ、そうでしたっけ…」














うそ…


全っ然覚えてないんだけど…(汗)















玉「もー」



「…すいません、」



玉「んふふ。いーよ、許してあげる」



「…あ、ありがとうございます…？」














調子、狂う…！！














玉森さ…じゃなかった。


裕太くんとの休憩時間はあっという間に過ぎて、後半の仕事へ。




こうして私の初出勤の一日は、バタバタとせわしなく過ぎていった。











ーーー

ーー

ー












優子「佐藤さん、今日は本当にありがとうね！これ、バレンタインフェアで余ったチョコレート♪」



「お疲れさまです！いいんですか？」



優子「持ってって彼氏と一緒にでも食べて♡」



「…え、え…！？///」



優子「ふふふ。この前の電話の彼、そうなんでしょ？」



「……っ、///」







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今日はバレンタイン→←OPEN初日

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