キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【4】

リアクション ページ19

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宏光「…すげ、また今日はなんと豪華な…」



はな「はやくたべたい！ぱぱはやくおきがえしてきて！」



宏光「あ、はい…」











帰ってきてすぐに、テーブルに並べられた料理に釘付けの二人。




急いで着替えて来た宏くんが席につき、いただきまーす！と元気な声が響く。











宏光「…うま！やっぱコレだわ〜」










くぅー！って唸りながら、目を瞑って上を見上げて。




子供みたいに足バタバタしながら、身体も揺らしちゃってる宏くん。











「前から思ってたんですけど、宏くんてリアクションいいですよね」



宏光「え、そう？」



「はい。今だって、そんな足バタバタさせたりして…」



宏光「これはうまいのを全身で表してんの。だって自然になっちゃうでしょ、うまいんだから」











な、はな？ってはなちゃんと顔見合わせて笑う二人を見て、自然と頬が緩む。




自分が作ったご飯を、こんなにも喜んでくれる人がいる、ってこと。




それはすごく幸せなことなんだ、って…




二人の笑顔見つめながら思ってた。













はな「ねぇねぇ、Aちゃん」



「ん？」



はな「おててのかたいの、もうないの？」



「うん、今日病院で取ってきたの」



はな「もういたくないの？」



「もう大丈夫。痛くないよ？」










ほら、ってはなちゃんに右手動かして見せる。











はな「じゃあ、はなとおふろはいれる？」



「ふふふ。うん、約束だったもんね」



はな「わーい！！」



「待っててね。すぐに食器洗うから、その後…」











テーブルの食器、急いで片付けて。



スポンジ持って洗剤付けようとしたら、横から宏くんの手が伸びてきて、サッとスポンジを奪う。











宏光「俺が洗うから、はなと入ってきてやって」



「…でも、今日は食器多くて…」



宏光「いいから」












な？って結構近い距離で囁かれて。



途端にぶわって顔が熱を帯びる。



そんな私を見つめて、リビングの方チラ、って確認した宏くんは…













ーチュ♡












「……っな…！！ちょっとっ…///」



宏光「んふふ」



「…わ、笑ってる場合じゃないですよ！もうっ！！///」



宏光「ごめん。つい、さ」



「…つい、って…」



はな「Aちゃーん、おふろまだぁ？」



宏光「ほら、はな呼んでるぞ」



「…あ、はーい！」



宏光「…ククッ」






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