思い出してたでしょ? ページ13
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宏光「…はよ、」
「…おはようございます」
次の日の朝は、なんだかちょっとだけくすぐったいような感じがして。
寝癖の爆発した宏くんが起きてきて、はなちゃんが起きて。
みんなで朝ご飯を食べて。
別にいつもと変わらないんだけど、一つ一つに幸せを感じられる。
宏光「あーもうっ!寝癖が直らねぇー!!」
叫びならキッチンの前横切る宏くんを見つめながら食器を洗う。
…昨日の夜、寝る前にしてくれたおやすみのキス。
思い出して緩んでくる口元。
大好きだよ、って耳元で囁やく甘い声聞きながら、幸せな眠りについた。
…むふ。
むふふ。
私、こんなに幸せでいいのかしら?
むふふふ…
宏光「…おい、」
「…」
宏光「……Aっ」
「…は、はい!?」
宏光「お前なにニヤついてんの?」
「…に、ニヤついてなんかっ……いました、か…?」
宏光「うん」
はな「Aちゃんへんなのー」
「…」
…っぷ!って吹き出した宏くんが、あっはっは、って大笑いして。
くしゃ、って細めた優しい目を私に向ける。
そのまま玄関に向かう二人の後を追う私の顔は、きっと真っ赤なんだろうなって…
両手であっつい頬に触れながら、靴を履く二人を見つめる。
宏光「はな、先に行ってエレベーターのボタン押しててくんない?」
はな「はーい」
いってきまーす、ってはなちゃんが出て行ったのを確認した宏くんが、振り返って私を見つめる。
宏光「来て?」
近付く私を、ぎゅ、って抱き締めて。
そんな宏くんの背中に腕を回す。
宏光「…さっき、思い出してたでしょ?」
「…へっ、///」
宏光「分かりやすすぎ」
「…っ、////」
照れる私に、ちゅ、ってキスを落とし…
宏光「いってきます」
少しだけはにかんだような笑顔でそう言った宏くんは、玄関を出て行った。
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ダーリン北山宏光様 - 私は絶対北山君一筋好きになるよ。はなちゃんも可愛いよね。北山くんもカッコいいしイケメンだから大好きです。 (2019年9月9日 15時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
北斗七星(プロフ) - はじめまして。はなちゃんがとても可愛くて宏くんはとてもみっくんぽさを感じて毎回キュンキュンキュンしてます笑!お話が本当に素敵で親子の絆や会話,言葉の素敵さなどをたくさん感じました。すごく楽しませて頂いてます!これからも頑張って下さい。 (2015年12月15日 23時) (レス) id: 9ff866e7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - はじめまして。小説の中に久しぶりに引き込まれて一気に読んでしまいました。 (2015年12月1日 13時) (レス) id: 799bf5668e (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 初コメです。はなちゃんと宏くんが、かわい〜い(≧∇≦)面白いし、もどかしさがたまんないっす(>人<;)すっごく楽しませて頂いています。 (2015年5月6日 8時) (レス) id: 5e7b10e876 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - isseiさん» はじめまして、コメントありがとうございます(=´∀`)人(´∀`=)楽しんでいただけてうれしいです★これからもよろしくお願いしますね(*^^*) (2015年2月15日 23時) (レス) id: ff033ea4e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2014年12月13日 23時