可愛らしさ ページ18
あれから少し歩いたが、酒呑童子らしき鬼を見つかることはなかった
…木陰や草むらに、違う鬼達がこそこそと隠れているのは見えるんだけどね
茨木童子や私から距離を取っているらしい
すると、奥の方の景色が明るくなって見えてきた
目を凝らしてよく見て見ると、そこには太陽の光がちょうどよくあたり、神秘的雰囲気を醸し出している大きな湖があった
「あそこで少し休むとするか」
「うん！」
歩きっぱなしで少し疲れてきた自覚はあった
道を歩き森を抜けたら、樹木という狭い空間から解放された感覚が私の体を支配した
「凄い、ここ空気が森よりも美味しく感じる…」
すると、茨木童子が私の方を振り向く
「………。」
「な、なに？」
茨木童子は私の顔をじっと見つめたまま黙った
と、思いきや口を開く
「君はいつも私の予想を上回る」
…はい？
あ、もしかして「空気が美味しい」より「景色が綺麗」と言うと思ったのかな？
……………って
「可愛げなくて悪かったわね…」
「フッ、いや、君らしくていいじゃないか」
皮肉を言ってやったつもりが逆に笑われてしまった！
茨木童子は一見冷静を保って見えるが、よくよく見ると少し肩が震えていた
な、なんか腹立つ…っ
「なに笑ってるの！」
少しムキになったら、茨木童子は我慢するのをやめ盛大に笑い始めた
「フハハハハ！すまないすまない、君を見てて飽きなくてな…」
言い終えたら、また笑い始めてしまった茨木童子
一回そのご自慢の角を折ってやろうか
「むっ？私の角に何かついているか？」
私が角を凝視しているのに気が付いたのか、怪訝そうな顔でこちらを見た
「…角を折ってやりたいな〜って思って」
「ほう…やってみろ」
挑戦的笑みを浮かべ、上から目線で私を見下した
は、腹立つ！！！ ムカつくこの鬼…
だがしかし、私はここで諦めない
売った喧嘩は最後までやり通す…例え怖い鬼でも
…うん、やっぱり怖い！
「こら〜2人とも！喧嘩はダメだよ！」
戦意喪失する直前、女の高い声が聞こえた
湖の方を見るとそこには、水面から上半身だけ出している顔の可愛い女の子がいた
………え？
私の頭は一瞬パニックになった
どこから湧いて出た？
ずっと水中の中に…いたの！？
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はぐはまさ - 麻乃さん» そう言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます、頑張ります(*´∀｀*) (2017年10月9日 18時) (
レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - はぐはまささん» はぐはまささんの書かれる茨木童子かっこいいです、もっと読みたいです(*´-`*) これからも応援してますﾍ(*`∀´*)ﾉ (2017年10月9日 17時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 麻乃さん» ありがとうございます！！！( ´ ▽ ` ) (2017年10月9日 17時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - 更新お疲れ様です！(o´艸`) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 召使い丁さん» いえいえ！逆に確率アップじゃない時に出るなんて、凄いですね(°_°) ありがとうございます！！ (2017年9月12日 8時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐはまさ | 作成日時：2017年4月30日 19時
