おまけ 〜夜の夏祭り1〜 ページ27
「………ん〜お団子ヘアって難しいのね」
今はまだ暑い夏の夜
今日は都で(妖の？)お祭りがあるそうな
そのため、私は鏡の目の前で浴衣の着付けをしていた
浴衣っというよりは平安時代の庶民が着ている普段着より少し華やかにしたもので、現代の私が知っている浴衣とは違った
だけど、さすがにここまできてセーラー服では…ねえ？
せっかくだから着てみたくて、浴衣に合うお団子ヘアを結ぶのに鏡とにらめっこしているのだ
そうしている間に、博雅の大きい声が障子を飛び越えて聞こえてきた
「じゃ、俺たちは先に行ってるからなー！」
「うん、わかった！」
神楽や安倍晴明、博雅、八百比丘尼も今までとは違う涼しい格好をしてお祭りの方へ出掛けていった
「私も早く支度しなきゃ！」
お迎えが来ちゃう！そう焦って上でお団子を諦め下で結んでいたら
「Aよ、準備はまだなのか？」
聞き慣れた低い声に思わずビクッと肩が上がり、慌てて髪を結んだ
「いいい今終わったよ！」
私は障子を思いっきり開けて、外で私を待っていた彼と対面した
月光に当たる銀色の髪は美しく輝いて、主の呼吸に合わせてフサフサと動き
金色の瞳は薄明るい夜を見透し
赤い角は周囲を威圧する迫力を持っていた
お祭りだろうが何だろうがお構いなく、いつもと変わらない赤黒い分厚い服に軽い甲冑をつけていた
「ごめんね茨木童子、待たせちゃった？」
茨木童子と呼ばれた彼は少しため息をつく
「君の言う"おしゃれ"とやらだろう？どんなものかと思ってみれば」
茨木童子は目を細め、私をジロジロと見た
は、恥ずかしい…！！！
思わず顔が赤くなるのを感じた
「ほう…まあいい、行くぞ」
「えっ？あ…」
そう言いスタスタと歩き始めてしまった
に、似合わなかったかな？
少し落胆したが、このまま置いていかれるのは嫌なので慌てて追いかけた
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はぐはまさ - 麻乃さん» そう言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます、頑張ります(*´∀｀*) (2017年10月9日 18時) (
レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - はぐはまささん» はぐはまささんの書かれる茨木童子かっこいいです、もっと読みたいです(*´-`*) これからも応援してますﾍ(*`∀´*)ﾉ (2017年10月9日 17時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 麻乃さん» ありがとうございます！！！( ´ ▽ ` ) (2017年10月9日 17時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
麻乃(プロフ) - 更新お疲れ様です！(o´艸`) (2017年10月9日 13時) (レス) id: 66c6973d83 (このIDを非表示/違反報告)
はぐはまさ - 召使い丁さん» いえいえ！逆に確率アップじゃない時に出るなんて、凄いですね(°_°) ありがとうございます！！ (2017年9月12日 8時) (レス) id: 1a4672ac58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はぐはまさ | 作成日時：2017年4月30日 19時
