【GTA】勘違いしすぎ【Sasatikk】

「いやん」 ページ24

A視点

「はぁっーーー…いやん…もう生きて行けん」
釈迦「いいじゃん、両思いなんやから」
「酔っ払いの言葉は1番信じていけん」

煙草を勢いよく吸い、吐くと同時に溜息を着く
釈迦さんは呆れ笑いをしながら、頭をポンポンやってくれるが私の憂いは晴れなかった

釈迦「で、いくらで買うんすか？」
「っは…？」
釈迦「ささに見せないから、買い取ってくれん？」
「買う訳ねーだろが！アホか」
釈迦「見せるぞ」
「もう治さねーぞ」

釈迦さんは私にその動画を買い取らせようとしている。さささんが酔っ払いの言葉なんて信じないだろ
なんて思いながら、ふぅっ〜と煙をかける
釈迦さんは煙たそうにした後、立ち上がりひなのの家の中へ戻ってしまった

「んだ、あの人…あー…二日酔いやばっ」

会話のおかげで忘れていた二日酔いの頭痛が、再度襲ってきて蹲る
若干寒気もしてきたが、途中で戻って火を消すのは煙草が無駄になるので最後まで吸い続ける

「…さささん、私の事好きになってくれんかな
「あー…！さささんといちゃラブしてぇ〜！
「あわよくば、結婚したい」

ボロボロと出る本音を自分で聞き流しながら、想像する。きっと、さささんと結婚したら毎日幸せなんだろう
愛でられたいというよりかは、愛でたい。可愛い可愛いさささんを見ていたい

「付き合いてぇ〜〜！」
Sa「…A？誰と、付き合いたいの？」
「ﾋｭｯ?!?!さぁ、さささん…おっ、おは、おはようございます…！その、わ、私独身な者、で…！ただの独り言です…！」

大きな声で叫べば、噂のさささんが来た
呼びかけられ、後ろを向けば私の白衣に身を包んだ彼が居た。こんなに身長でかくて感謝した日はないだろうな

Sa「おはよう…あれ、煙草吸ってるんだ」
「ひゅ、すぅ、すぃまさ、せん…」
Sa「俺も吸いたいから、その煙草ちょーだい」

寝惚けているのかまたは酔いが覚めてないのかボッーとしているさささん
愛しすぎてまじ死ぬ。神、大好き、結婚しよ

「だっ、だめですよぉっ！お、お体に悪ぃです…」
Sa「じゃあAもやめてよ」
「っ、あ、はははー！冗談きついっすよ」
Sa「冗談じゃないよ」
「…た、タバコは無理っす、」
Sa「依存してるんだ」
「えっ、えー…ま、まぁ？？」

隣に来たさささんは、やはり寝惚けているのかピタリと私にくっついて寒そうにしている
可愛い。寝癖あんのまじ神、これで飯5杯は食える
まだ、そんな寒い季節じゃないんだけどなと思いながら煙草を消して話す
流石にポイ捨てを好きな人の前でするほどクズでは無い

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