心に抱えた闇 (ページ19)

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Story15 ページ19

Mside

Ｏ「もう大丈夫？」

リーダーにそう聞かれ、

Ｓ「うんっ…ごめんね…」

と、申し訳なさそうに謝る翔くん。

Ｎ「どうしますか？今日。ほんとに俺んちきます？」

Ｓ「うーん…」

唸ってそのまま俯いてしまった翔くん。

Ｎ「あ、別に迷惑とか思ってないですからね笑」

和の言葉に、大きな目を更に大きくして和を見ている笑

Ｎ「翔ちゃん、顔に出すぎなんすよ笑」

和がそう笑って言った。

Ｓ「そんな、顔に出やすいのかなぁ…」

Ｎ「まぁ、そんなことはいいんですよ。どーします？あ、ちなみに今、親はいないから。」

あ、そっか。

和んちの親は今、海外にいるんだっけ。

Ｓ「あ、そーなの？でも…」

Ｎ「もう！翔ちゃんは俺んちに泊まる。はいけってーい。」

Ａ「翔ちゃん笑」

少し強引だけど、よかった。

もし、虐待がなくなったとしても、そんな簡単に解決したらいけないことだと思うんだ。

翔くん。

ほんとに、今までよく頑張ったね。

これからは、俺らがいるから。

心に抱えてしまった闇は、俺らで晴らせたのかな？

まだ晴らせてなかったとしても、これから必ず晴らせてみせるから。

ＥＮＤ