四十九色 ページ8
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「満足か」
そんなカルエゴの声にイルマが反応する。
「クラスの奴らが評価されるのが目的だったんだろ？」
“ええ”と小さく笑うイルマは嬉しそうだ。
そんなイルマはAを見て微笑むと口を開いた。
「A先生ありがとうございます」
「え？」
「先生があんな条件提示して、派手に暴れてくれたおかげで至る所で注目された………
それに勝った事で皆に認められて今、俺たちはここにいる……
先生も、俺たちの評価をあげようとしてくれてたんだろ？」
イルマの言葉にカルエゴがあたかも知っていたかの様に口を開く。
「…貴様にしては考えた方だな」
……
……
……
「あ！うん！！そう！そうだよ！！」
違う事は長い沈黙が物語っていた。
それでもイルマは笑って、“楽しかったぜ先生”と言ってアスモデウスとクララの元へ行ってしまったものだから、カルエゴと取り残されたAは心なしが気分が重い。
「まさか貴様！！ただ遊んでいた訳じゃないだろうな！！」
カルエゴはそう言うと、いつものようにAの低めの身長がさらに縮むようにと呪いをかけているかの如く、頭を鷲掴みにした。
「違いますよ！楽しかったけど！！」
「貴様ッ！！」
「確かに、評価？とかは考えてなかったですけど、やっぱり問題児クラス全員が
“ある条件”でサインしようって思ってたんです！」
Aはふとカルエゴから視線をずらした。
そこには誰もいないように見えて、確かに存在している“何か”があった。
パチリと目があった感覚はAだけではない。
ふわりと空気が揺れて僅かな存在感を揺蕩わせながらプルソンが現れた。
そう、Aはイルマが角に触る前、不自然に動きが止まった時にすでにプルソンに触られていたのだ。
「私が決めてた条件は君だよ！プルソン君！！
イルマ君達がプルソン君の存在に気づいて協力するか、プルソン君から参加してくるかのどっちかでサインしようって思ってたんだ！
まさか本当に触られちゃうとは思わなかったけど…」
“本当に君の認識阻害はすごいね！”
そう言って頭を撫でるとプルソンはほんのわずかな熱だけを残して何も言わずに再び消えていった。
半人前のくせに目の前の生き物があまりにも教師らしい顔をしていたのでカルエゴは思わず口を開いた。
「貴様、やはり生意気だな」
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国 - とっても面白くて一気に読んでしまいました〜！夢絵も最高で今度FA描かせていただきたいです！ (9月27日 10時) (
レス) id: e6c6916d6f (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 次の話しを楽しみにしてます！ (8月20日 7時) (レス) @page41 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - 更新ありがとうございます！ちょっと見れてなかったので、腕へし折り大会から見ました！ダリ先生悪〜い悪魔ですね（好き）買収される入間くん&買収するダリ先生(笑) ウォルターパーク楽しみにしてます！ (8月18日 22時) (レス) id: 61588fc94f (このIDを非表示/違反報告)
山田ささくれ(プロフ) - 胡蝶有希さん» 胡蝶有希さん、コメントありがとうございます・・・！これからも少しずつ更新しようと思ってます！！ゆっくりではありますが楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (8月18日 17時) (レス) id: 4d4f0c6286 (このIDを非表示/違反報告)
山田ささくれ(プロフ) - あすかさん» お返事遅くなってしみません(涙)少しずつですが更新再開しようと思っているのでよかったらこれからもよろしくお願いいたします！ (8月18日 17時) (レス) id: 4d4f0c6286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田山本 | 作成日時：2023年1月13日 22時
