四十二色 ページ1
昼休み。
職員室のソファーに座って兄と先輩2人、届いた出前を食べていた。
「イチョウ先輩は許可書にサインするんですか？」
「迷い中」
「エイト先輩は？」
「僕はカルエゴ卿が反対してる手前難しいかな」
「忖度先輩だ！」
「そんな事言うと着任初日の事バラすよ？」
「うそうそ！ごめんなさい！！」
着任初日ってなんだよと気になる様子のツムルとイチョウ。
言ったところで、うわ、想像つくわ。と笑われて終わりだろうが、本人が恥ずかしそうに言わないでくれと言っている事が面白くて、エイトは一生このネタを使おうと心に決めていた。
「兄ちゃんは？」
「俺はもうしたよ。
ギャリーちゃんのライブチケットもらったし」
「うわっ！不純だ！」
「そう言うお前はどうなんだよ」
“まだしてないんだろ？”と続けるツムルの言葉にAはふふふと笑う。
その時だった———
「A先生！今日こそサインいただきます！！」
そんなアスモデウスの声と共に炎がAに向かって放たれた。
ダリの職員室で暴れない！なんて声が聞こえるがAもアスモデウスも止まらない。
ツムルとイチョウは冷静に自分の皿を持ち上げて立ち上がり炎から避けるが、Aの目の前に座っていたエイトはAが炎を避けた事で丸焦げである。
しかし、呑気に“うんうん、いい炎だ”と言っている彼を心配する者は誰もいない。
一方、Aは間合いをつめてアスモデウスの鳩尾に一発蹴りを食らわせた。
もちろん手加減はしているが、ハイランク悪魔の蹴りを急所にくらい、流石のアスモデウスも地面に膝をつける。
「もこもこ先生つえぇ！」
隅で様子を見てたクララと性格改変されたイルマが近づいてきた。
「A先生ならすぐサインくれると思ったんですけどね」
「イルマ君もお手上げ？」
「まさか」
「だよね」
そう言うとニヤリと笑うAの後ろ回し蹴りが空を切る。
「…ぐっ！！」
そこにはジャズが立っており、もろにAの蹴りが顔面にヒットしてしまったジャズはそのまま倒れ込んだ。
「アスモデウス君の攻撃はフェイクで本命はこっちか！
ジャズくんの
いい作戦だったけど、アスモデウス君はジャズ君を目で追いすぎだし、ジャズ君は背後を取った事に安心しすぎ！」
その言葉を悔しそうに聞き、その場を去る問題児たち。
一方“またね〜”と手を振るAは心底楽しそうだ。
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国 - とっても面白くて一気に読んでしまいました〜！夢絵も最高で今度FA描かせていただきたいです！ (9月27日 10時) (
レス) id: e6c6916d6f (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 次の話しを楽しみにしてます！ (8月20日 7時) (レス) @page41 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - 更新ありがとうございます！ちょっと見れてなかったので、腕へし折り大会から見ました！ダリ先生悪〜い悪魔ですね（好き）買収される入間くん&買収するダリ先生(笑) ウォルターパーク楽しみにしてます！ (8月18日 22時) (レス) id: 61588fc94f (このIDを非表示/違反報告)
山田ささくれ(プロフ) - 胡蝶有希さん» 胡蝶有希さん、コメントありがとうございます・・・！これからも少しずつ更新しようと思ってます！！ゆっくりではありますが楽しんでいただけたら嬉しいです！！ (8月18日 17時) (レス) id: 4d4f0c6286 (このIDを非表示/違反報告)
山田ささくれ(プロフ) - あすかさん» お返事遅くなってしみません(涙)少しずつですが更新再開しようと思っているのでよかったらこれからもよろしくお願いいたします！ (8月18日 17時) (レス) id: 4d4f0c6286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田山本 | 作成日時：2023年1月13日 22時
