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バタバタ、と足音を鳴らしてドアを開けるなり
「新しい人来てるの?!」と両手にスーパーの袋を持った大型犬のような男の人が…
「初めまして…!」
「初めまして!森本慎太郎です!しんちゃんかモーリーって呼んじゃって下さい!」
「モーリー…」
「距離の詰め方怖いって、Aちゃん引いてんじゃん!」
「い、いえいえとんでもない」
「ほらー、これから一緒に住むんだからこんなもんがいいんだって!ね?」
「うんうん」
取り敢えず私もその勢いに負けてうんと首が取れそうな程頷くと
高知くんが森本くんを、いや大型犬を……いやモーリー(仮)を宥めるように背中を叩く
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しっぽ見えてきそう。人懐っこい犬、じゃなくて人懐っこい人だなあ
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「今日はタコパするから!Aちゃんは座ってていいよ!」
「あ、その前に」
忘れるところだったと二人にもつまらない物ですがってさっき買って来たばかりの物を渡すと
ほぼ全くジェシーさんと同じリアクションを返してくれて
「今どきに無いくらい礼儀正しいねAちゃん」
「いやでもほんとに大した物じゃ無いんですけど」
「そう言うのは中身じゃなくて気持ちだよ!」
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キッチンではゴソゴソと森本くんが動き始め、リビングに残された私と高地くんとで話してると
「たでーまー」「ただいまー」
玄関からまた声が聞こえて来た
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作者名:ap | 作成日時:2021年12月2日 23時