Like a Cinderella (Six) PT.1 (ページ20)

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北斗くんを見送った後、

未だ寝惚けてるのかむしろ未だ寝ているのか分からない樹くんをぼーっと眺める

あまりに首をコクコクさせるから心配になって来て

｢樹くん…起きてる？｣とそーっと声を掛けると

｢おきてる｣

｢時間大丈夫？｣

｢うん、今日なーんもないんだよね｣

少しずつ瞼が開いて来て

｢尿意で目が覚めてトイレ行ったら二人の喋り声聞こえて来たから｣

｢あ、ごめん。もしかして煩かった？｣

｢んや、そうじゃないんだけどさ｣

ボサボサになった前髪をかき上げて眉間にシワを作る樹くんに、ちょっと嫌なドキドキ

茶を濁すような言い方に

もしかして何かしてしまったのかなって

｢おはよー｣

とこれまた頭を爆発させたジェシーくんがリビングのドアを開けてそのまま洗面所に向かうと

｢おはよー｣

次々に高地くん、慎ちゃん、大我くんが現れてみんな洗面所に

＂ちょ、おま、どけよ〜＂

＂お前の頭それ風呂入んないと直んないだろ＂

＂俺の歯ブラシどれ？＂

＂てか俺のパンツどこ？＂

＂何でパンツ履いてねえんだよ、AHAHAHA！＂

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一気に向こうが騒がしくなって来た

朝からよくそんな大きな声出せるな…

毎朝の恒例行事なのか朝リビングに居ると洗面所は激混みで、楽しそうな声が聞こえてくる

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