050 ページ11
.
「A、大丈夫か？」
そう言ってベッドに腰かけ私の肩を叩く
「だいじょばない…」
「救急車呼ぶ？！」
「それはバカ」
「ば、バカ？！」
そしたらまた保健室のドアが荒々しく開いて
「A、どこ？！」
「ここ！」
何故かお兄ちゃんが答え
「大丈夫？A」
サユちゃんは走って来てくれたのか、息が切れてるし心配そうに眉が下がってる
「ごめんねサユちゃん、大丈夫…」
「北斗くん来てるなら私は帰るけど…あんま無理しないで？」
「うん、ありがと」
「またLINEするね」
「サユちゃんありがとね、ちゃんと連れて帰るから」
サユちゃんは私の鞄を置いて、じゃあねって保健室を出た
「A立てそう？」
「うん、頭痛いけど…」
ベッドから立ち上がるとカーテンが開き
「松村さん、大丈夫？」
「あ、大丈夫です」
保健室の先生の顔、まともに見れなくて。
でも大人の女性、って言葉がピッタリ…ピンクのリップが艶やかで
雰囲気はすごく優しそう。
甘い匂いが纏わりつくように香る
「熱中症だから家帰ってもしばらくは安静にしてね？」
「…はい」
俯く私は具合が悪いおかげで自然に見えるらしい
あの会話をまさか聞かれてるなんて思ってない先生は、先生らしく私にそう言う
お兄ちゃんにカバンを持ってもらって保健室から出ると、
「松村、」
壁にもたれかかる大我くんが居た。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1585人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ap(プロフ) - htjさん» 誰しもがこんな青春は送れてないので安心してください(笑)よかった...htjさんが友達に囲まれて笑ってればそれでオッケーなんですよ！いいな、青春...羨ましい...！ありがとうございます、期待に応えられるようにじゃんじゃん更新していきます〜！ (2021年4月17日 10時) (
レス) id: 6a1231f522 (このIDを非表示/違反報告)
htj - apさん» 新学期、いい感じに過ごせてます！こんな夢みたいな青春は遅れてないけど･･･(笑)ただ、友達とは毎日ストに負けないぐらい騒いでます！いい感じに過ごせてるのは、apさんが願ってくれているおかげです！apさんのこと、主人公ちゃんのこと、ず〜っと応援します！ (2021年4月17日 8時) (レス) id: 7c02641db1 (このIDを非表示/違反報告)
ap(プロフ) - htjさん» htjさん、こんばんはー！新学期どうですか？いい感じに過ごせてることを願いつつコメント返します！主人公ちゃんがウジウジ虫なので暫くもどかしいとは思いますが、暖かく見守ってあげてください...！やった、らびゅ〜ゲットー！食べちゃう！！！ (2021年4月16日 22時) (レス) id: 6a1231f522 (このIDを非表示/違反報告)
htj - どんな展開になるのか、いつもドキドキしながら読んでます！一回に更新されるお話の量が多くて、読んでいて全然飽きません！ホントに、apさんは青春の神様です！（語彙力無くてすいません･･･察してください！(笑)）前、らびゅ〜もらえたので、私からも、らびゅ〜！ (2021年4月16日 18時) (レス) id: 6283bbf07c (このIDを非表示/違反報告)
ap(プロフ) - シヤさん» シヤさーん！また会えて嬉しいです...。ベタが大好きなのですが、頑張って試行錯誤してるのでそう言って貰えると報われます...らびゅ〜！！そろそろ爆速でPart3もお見せしたい...！ (2021年4月14日 0時) (レス) id: 6a1231f522 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ap
| 作成日時：2021年4月11日 21時
