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前まではお揃いの物が増えて
どこか廉の匂いがするこの部屋が
安心してとっても大好きだった
……だけど今ではそれが苦しくなる。
あの時健人をすぐに振り払ってたら
あの時ちゃんと廉に説明してれば
タラレバばっかり考えてしまって
そんな事考えたって今、この現実は変らないのに
「……廉、会いたいよ」
私の言葉は廉には届かない。
食欲も無くてろくに寝れなくて
私は廉が居なくなってしまったら
何も出来ないんだよ。
ただただ流れているテレビ
画面な中では芸能人が笑っている
私の目からは涙がポロポロと流れていた。
どれくらいそうしてたんだろう
遠くでインターホンが鳴った音が聞こえる
私は慌てて目を擦って玄関へと向かった
「はい」
扉を開けるとそこには久しぶりに会う
顕嵐の姿があった。
「久しぶり……、」
「久しぶりだ、ね」
「入ってもいい？」
顕嵐は困った様に笑って頭をポリポリと掻く
私はどうぞと顕嵐を迎え入れた
「はい」
「ありがと」
ソファに腰掛ける顕嵐にコーヒーを入れて
私は自分用にも入れたコーヒーをテーブルに置いて
ラグに腰掛けた。
「単刀直入に聞くけど」
顕嵐はコーヒーを、ひと口飲んで口を開く
「ん、？」
「廉と何かあった？」
「え？」
「廉こっち帰ってきて無いでしょ？
まぁ、あのマンションに帰ってきてる訳だし」
私は何も応えれなくて
ユラユラと揺れているコーヒーを見つめる。
「話せない？」
「私の……」
「ん？どうした？」
「私のせいなの。」
止まったと思った涙がまた溢れ出した。
「廉は悪くない私が悪いの」
泣きながら話す私の言葉を
顕嵐はうん、うん、と優しく聞いてくれて
話し終わる頃にはボロボロと泣いていた。
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とぅーか(プロフ) - さやりんさん» 御返事遅れて閉まってすみません。さやりんさんいつもコメントありがとうございます！！更新再開します！まさかの健人さんに出演して頂きました（笑）最後までお付き合いして頂けると嬉しいです。 (2017年10月16日 10時) (
レス) id: 82a7f4573c (このIDを非表示/違反報告)
とぅーか(プロフ) - しの(名前)さん» 御返事遅れて閉まってすみません。コメントありがとうございます！更新再開致しますので最後までお付き合いして頂けると嬉しいです！ (2017年10月16日 10時) (レス) id: 82a7f4573c (このIDを非表示/違反報告)
さやりん - けんてぃーが出てきて急展開でシンプルにびっくりしてます。 これからどうなるのかすっごく気になりますますますますますます！！(※「ます」の数は気にしないでください) 更新楽しみに待ってます！ (2017年9月17日 22時) (レス) id: beabdd01d3 (このIDを非表示/違反報告)
しの(名前)(プロフ) - とってもドキドキしました更新待ってます (2017年9月7日 19時) (レス) id: c00117917a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぅーか
| 作成日時：2017年8月22日 23時
