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、、
夏「まぁまぁ。そんな怒ってると可愛い顔が台無しだよ?」
『……その心は?』
夏「プンスカ怒ってるその顔まるでゆでダコみたいで面白いね」
『…はぁ』
夏油先輩の建前に騙されちゃダメだ。
それをより痛感する
さっきの女の人達に教えてあげたいくらいだ
『……明日から京都校の人と接するの気まずいじゃないですか…ちゃんと誤解といてください』
夏「んー、気が向いたらね」
そうニコッと私に笑いかけて誤魔化す夏油先輩
絶対この笑顔を向ければ大抵は許されると思ってるな……
五「おーい、」
私が夏油先輩をムムと睨んでいると後ろから五条先輩が姿を現した
夏「悟もあの場から抜け出せれたんだね、良かったよ」
五「あぁ、こいつがギャーギャー騒いで注目されてる間にスっとな」
ズシッ
いつものように頭に五条先輩の重りがのしかかる
『私が1人騒いでいたみたいな言い方やめてください。そもそもあんなに人が集まってたのはおふたりが注目されるからじゃないですか』
私はジト目で夏油先輩と五条先輩を睨む
夏「はは、私と悟がモテるのは今に始まった事じゃないからは仕方ないよ。
Aも可愛いんだしモテるんじゃない?」
『…モテてたら今この場に居ません』
夏「あ、それもそうだね」
私はハァとため息をつく
『あーあ…歌姫先輩と京都観光のはずだったのに…』
あんな誤解をされたまま京都校に戻ると色んな人の視線で身体に穴が空いちゃいそう。
夏「京都観光?私たちと回ればいいじゃないか、ね、悟?」
五「そうそう、俺実家からちょっと寄れって言われてっからお前らも来いよ」
『えぇ…』
五「1人で帰ると長く居座らせようとしてくんだよ。
だから学校のやつらがいれば無理やりでも早く帰れんだよ、決定な」
そう言って五条先輩は勝手に決めて
ケータイを取り出し実家に「ちょっとだけ寄る」と電話をかけだした
夏「悟の家行ったことある?凄い大きくてびっくりするよ」
夏油先輩がそう私に声をかける
『五条先輩の家……小さい頃のお正月に1度だけ行った事あります。その時色々問題起こしちゃって親から“お前はもう五条家の敷居を跨ぐな!”って怒られたのでそれ以来ですね』
私がはは…と乾いた笑いをする
夏「………ねぇ、それってー」
夏油先輩が何かを言いかけた時
五「おーし、駅前行くぞ!車呼んだから乗ってこーぜ」
電話を切った五条先輩がそう言って私の首根っこを掴んで歩き出した
乱暴だなあ…
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amro(プロフ) - むーこさん» むーこさん、コメントありがとうございます!面白いと思っていただけてとっても嬉しいです♡ 読んでいる時の考察の点と点が線に繋がる感覚とってもワクワクしますよね!是非近い更新をお待ちいただけますと幸いです(*´˘`*) (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - grayさん» grayさん、コメントありがとうございます!大好きと思っていただけただけでも嬉しいのに伝えてくださりとっても嬉しいですっ!ちまちまにはなりますが更新していく予定なので是非今後もよろしくお願い致しますっ(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - すっごく面白いです!自分の中で もしかして。。。と考察が浮かんできて、続きを待ち遠しく思ってます!更新頑張ってください〜!! (2月11日 17時) (レス) @page22 id: dea07b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
gray - このお話大好きです。更新頑張って下さい! (2月4日 11時) (レス) @page22 id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - しろりんさん» しろりんさん、コメントありがとうございます!続きを楽しみにしていただけて嬉しいです!そんな展開もあるかもですね…!この後どんな展開で先輩2人との関係を築いていくかお楽しみにです(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (1月21日 17時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2024年1月19日 17時