11_五条side ページ11
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ｶﾁｶﾁｶﾁ
手元のゲームコントローラを必死に動かす
五｢っだー！負けたぁ｣
テレビ画面に映し出されたのは某レーシングカーゲームの結果、2位の文字
夏｢はは、悟はショートカットをまだ使いこなせていないね｣
五｢アイテムボックスの手前にバナナの皮を置くような性格悪いやつがいたんだよ｣
床に大の字で転がって天井をみつめる
お互い任務が無い日は傑の部屋に集まって、
傑の持ってるテレビゲームをして
適当に飯食って
眠くなったらその場で寝るか自分の部屋に戻る
もう当たり前になった日常だ
夏｢それで？ 例の賭けだけど悟は結構苦戦してるみたいだね｣
傑はテーブルのうえにあるマグカップに入ったお茶を口に運ぶ
例の賭け
昨日の昼に傑と決めた後輩の女子をどっちが先に落とすか
の事だ
五｢あ〜？ほんっと意味わかんねーよな、
俺が至近距離で話してやってるってーのにあの態度だぜ？｣
この2日間俺は放課後誘ったり、声掛けたり、サングラス外して目を見て喋ったりした
大抵の女はこれですぐに俺に言いよる
まぁ、五条家目当てなんだろうけどな
なのにあいつは
“はぁ…” “まぁ…” “結構です”
と淡白な反応しかしない
夏｢ま、あんな言動と態度なら当たり前だろうけどね｣
傑が全て分かってるとでも言うように返事をする
五｢そーいうお前だって同じ様なもんだろ｣
夏｢悟よりは好感度は高い自覚あるよ。｣
五｢ッチ｣
それは…否定出来ないかもしれない
俺と話すよりは傑と話す方がまだ雰囲気が柔らかい気がする
夏｢もっと相手を下げずまない会話をする所からだね。
まずは “お前”って言わず A って名前で呼んであげたら？｣
五｢…はいはい、参考にしますよっと｣
ヒョイッとテーブルの上にあったチョコへ手を伸ばし勢いよく頬張る
夏｢はぁ……
悟って初恋した事ある？｣
唐突に傑がそんな質問をしてくる
五｢はぁ〜？んな事なんで話さなきゃなんー｣
夏｢友人なら恋バナの一つや二つするもんだろ？それにさっきのゲームは私の勝ちだし。｣
五｢…っ｣
胡散臭い笑顔で俺にそう語りかける
なんでそんなニヤニヤしてんだよ…
五｢あー…初恋だろ？あるよ。昔にな｣
夏｢え、ほんとにあるんだ｣
五｢傑から聞いたんだろ！あっちゃまずいかよ｣
夏｢全然！それでそれで？相手は？家の女中さんとか？｣
傑がグイグイと質問してくる
そんな面白い話じゃねーってのに……
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amro(プロフ) - むーこさん» むーこさん、コメントありがとうございます！面白いと思っていただけてとっても嬉しいです♡ 読んでいる時の考察の点と点が線に繋がる感覚とってもワクワクしますよね！是非近い更新をお待ちいただけますと幸いです(*´˘`*) (2月12日 8時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - grayさん» grayさん、コメントありがとうございます！大好きと思っていただけただけでも嬉しいのに伝えてくださりとっても嬉しいですっ！ちまちまにはなりますが更新していく予定なので是非今後もよろしくお願い致しますっ(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - すっごく面白いです！自分の中で もしかして。。。と考察が浮かんできて、続きを待ち遠しく思ってます！更新頑張ってください〜！！ (2月11日 17時) (レス) @page22 id: dea07b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
gray - このお話大好きです。更新頑張って下さい！ (2月4日 11時) (レス) @page22 id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - しろりんさん» しろりんさん、コメントありがとうございます！続きを楽しみにしていただけて嬉しいです！そんな展開もあるかもですね…！この後どんな展開で先輩2人との関係を築いていくかお楽しみにです(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (1月21日 17時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2024年1月19日 17時
