【4】:念には念を、最強には最強を【H×H】

197．ちょっとR ページ47

、、

ｸﾁｭｯ--

ﾁｭｯー

部屋に甘い音が響き渡る


クロロ「…ﾝｯ」
『ﾝｧ…///』
口からクロロお兄ちゃんの優しい吐息が溢れる

あれ…何されて…


しばらくお互いの舌が絡み合う


息が苦しくなり私は口を離す
互いの口から繋がる様に糸が伝う

『…ﾊｧ…/// クロロ…おにぃ…ちゃ』

私は働かない頭で目の前の人物の名前を呼ぶ

クロロ「…もうお兄ちゃんはよせ。

これからはクロロと呼んでくれ…」


『ク…ロロ？』

私は少し恥ずかしく思いつつも見上げるようにクロロの顔をみてそう呼んだ


クロロ「ｯ!……全く…」

そう言ってクロロは再び私の口を塞ぐ


どうして…？
私…大人のキスされてる…の？

頭は混乱している
が
会いたかったクロロと会えたことで私はどうでもよくなっていた


私もクロロを抱きしめ返す



クロロ「…、！ Aｯ、そんな表情どこで覚えたんだ…」

『…ﾝｯ』

クロロは口を離して私の首にキスをした


クロロ「抵抗しないと言うことはそういう事だと捉えるぞ…？」


そういう事……？


私は首をｺﾃﾝｯと傾けクロロの顔を見つめる



クロロ「…そうか…まだ経験はないか、安心した。」


経験……？



『経験って…？』



クロロ「まだ処女なんだろ」

ｯｯｯ!
クロロの口からそんな事を言われるとは夢にも思っていなかったため私は一気に恥ずかしくなり顔に熱が集まる



『な、なん、、でそんな事///！？』


クロロ「まさか恋人がいるのか？」


『い、いない！居ないけど…わ、私だってキスの1つや2つ……け、経験は…』


そう少し強がって言ってみる。


クロロ「…どこのどいつだ？」


『…え？』


さっきまでの雰囲気とは変わってすこし怒りが見えた。


クロロ「Aにキスをしたのは誰か教えてくれるか…？そしてAはそいつが好きなのか？」

クロロが私に詰め寄るようにそう問いかけてくる


す、好き！？！？

『わ、わたし別にヒソカもイルミも好きとかじゃなくてー』


クロロ「そうか……ヒソカとイルミか…
後でちゃんと話をしておかないとな」


そう言うとクロロはフフフ…と笑っていた。




クロロ「とにかく…安心した。やっとAと出会えたから」


クロロは私をギュッと抱きしめる



クロロ「これまでの事きかせてくれるか？」

『うん…あのね…』


私はクロロと再開出来た事が嬉しくて自分の目的を忘れていた。



ゴン達がヨークシンで待っている事も
クロロが幻影旅団のリーダーである事も…

198→←196

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す