【4】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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、、

『……はい。治療終わったよ』


私は目の前のクロロお兄ちゃんを見つめる。

8年ぶり…


身長はだいぶ伸びて筋肉も程よくついている。
顔立ちは私の記憶より大人びていた



クロロお兄ちゃんは体勢を起こしてベッドに腰掛ける
ﾎﾟｽｯー
その隣を手で叩き私に隣に座るように目線を向ける


私はクロロお兄ちゃんの隣に座るように
ベッドに腰掛けた。



クロロ「8年前、俺が仕事から戻るとAは住処にはいなかった。探しても探しても見つからなかった。」


クロロお兄ちゃんはポツリポツリとあの頃の話をした

クロロ「近くに住む連中にきいても、死神だ悪魔だと言って話にならなかった。
状況が掴めずにいた時、当時住処にいた子供を見つけ話を聞いた。」

きっとモモブの事かな……


クロロ「状況を理解した俺は宝箱を漁りAの置き手紙を見つけた。


後悔したよ…
もっと早くAに念能力の事を説明していれば。
Aを連れていけば。

そうすればAを1人にしなかったと」



グッ…
クロロお兄ちゃんは手を強く握りしめる



『クロロお兄ちゃんは何も悪くない。
あの時私は乗り越えられるだけの心が無かっただけ…

あの後私は流星街を出て念能力について学んで1人でも生きていける様に修行した。』


私はクロロお兄ちゃんを見つめて笑いかける


『いつかクロロお兄ちゃんに会うために！』


クロロ「ｯ！……俺もずっとAを探していた。
探しながら新しい仲間たちと共にクモを結成し
力を身につけた。」


そう言ってクロロお兄ちゃんは私を力強く抱きしめる


『く、苦しいよ…』

私はそう訴えるが力は弱まらない


クロロ「俺にとってAは誰よりも大切でかけがえのない存在だった。初めて能力を開花して俺を助けた時、Aは俺にとって特別な存在だと自覚した…」


ﾎﾞｽｯｯー


クロロお兄ちゃんに抱きしめられたまま私たちはベッドに倒れ込んだ


クロロ「俺が知らない間に成長したな…」

そう言ってクロロお兄ちゃんは私の顔をみる


『なんだか…恥ずかしい///
そ、そう言うクロロお兄ちゃんも変わっちゃったね…

声も前より低くなってるし、
身体付きもしっかりしてるし、
あとかっこよくなってる…』


クロロ「前はかっこよく無かったか？」


『そ、そんなことない！
小さい時からクロロお兄ちゃんはかっこよくて優しくて私にとって憧れの存在でー』


それ以上は喋れなかった。




私の口はクロロお兄ちゃんの口で塞がれたから

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