142．VSヒソカ ページ42
、、
私はヒソカの細かい怪我を能力を使って治療した。
ヒソカ「…うん、完全完治♡」
『…これでハンター試験の時の仮は返した。
返したけど…
負けたままじゃ私の気が収まらない。
いつか絶対返り討ちにするから覚悟しててよね』
私はヒソカへ向けてビシッと指を向ける
ヒソカ「イイよ…ほんと…A、キミは実に最高だ…早くキミを手に入れたい。ずっとこの手にしておきたいくらいにはね…」
そう言ってヒソカは私の頬を手のひらでなぞる。
その手はそのまま私の耳に移動する。
ヒソカ「ずっと気になってたけどいつの間にピアスなんて開けたの？」
ヒソカが私の耳たぶをフニフニとイジる。
『？ 別にヒソカに関係ないでしょ？』
ヒソカ「この埋め込まれたダークグリーンの宝石…もしかしてイルミ？」
『あ、よく分かったね。この間イルミと出かけてその時に好きな服装に着替えたり、ピアス貰って穴開けてもらったりしたの。ほらイルミって針使うから穴開けるの痛くしないでできるかなって……あれ？ヒソカ？』
ヒソカは話をききながらじっと私の目を見つめる。
ヒソカ「イルミとAが飛行船に乗ってる時に
僕がAに電話した後……
イルミに襲われたかい？」
『なっ！！！なにいって！！！！』
ドサッー
包帯を巻かれていない右腕をヒソカに握られそのままベッドへ押し倒される。
ヒソカ「……もうAはイルミのモノなのかな…♤？」
そう言うヒソカの表情は心做しか少し寂しそうに見えた。
『……よく分からないけど私はイルミに襲われてないし、イルミのモノにもなってない！
私はフリーのハンター！何にも属さない！
守りたいもののために全力で戦う。それだけ。』
私は真っ直ぐにヒソカを見つめてそう力強く答えた。
ヒソカは目を見開いて何度か瞬きをする。
ヒソカ「…」
ヒソカは何も言わず私の手を離しベッドから離れる。
そしてドアの方に向かって歩く。
そして背を向けたまま
ヒソカ「……僕、本気になっちゃってもイイかな…？」
そう言った。
『……？ うん、どーぞ？』
いつも気まぐれなヒソカが本気？
何かあるのかな…？
ヒソカ「クク…ありがとうA。愛しているよ…♡」
『なっ///は、はぁ！？』
ﾊﾞﾀﾝｯー
それだけ言い残してヒソカは病室を後にした。
『な、なんなの最後…』
熱を帯びた私の顔を冷ますように外からの夏風が病室へ優しく漂った。
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あや(プロフ) - 125話以降ほぼ全てのセリフの｢チョコボ｣の事ですが、チョコボは別のものになります。正しくは｢チョコロボ｣くんです (2022年11月25日 23時) (
レス) id: bfd4f19ab4 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「ヒソカへの借りは返せたし」が「ヒソカへの仮は返せたし」になっています。 (2022年11月9日 17時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ありがとうございますっ！話数も教えて下さり助かりました！最新話まで見て下さり嬉しいです！ (2022年5月14日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「自身」が「自信」になっています。 (2022年5月14日 21時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ご指摘ありがとうございます！細かいところまで目を通して読んでいただけて嬉しいですっ！ (2022年5月12日 18時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2022年5月2日 16時
