【3】:念には念を、最強には最強を【H×H】

141．VSヒソカ ページ41

、、


ヒソカ「目が覚めた？」

私の寝ているベッドの隣からヒソカの声が聞こえる


『…ヒソカ…。』


ヒソカ「Aが気絶したあと、僕も自身を収めてそのままここに運ばれたんだ。何しろ原因不明で手足が動かないからね」


『…ちゃんと機能は元通りにするよ。怪我も直したげる。だから、』


ヒソカ「ゴンと戦う」


『…そう。分かってるならいいよ』


私は窓の外を見た。

天気が良くて窓から入る風が髪をなびかせる。



『…生命の審判(ライフジャッジ)発動。
ヒソカの手足の生命維持活動を再開して』


そう言うと悪魔ちゃんから光が漏れだしそのままヒソカの身体に吸収された。


ヒソカ「うん…♤ 元通り」



そう言ってヒソカは寝ていたベッドから起き上がり私が寝ているベッドに腰掛ける。



『結局武器使わなかったな〜』

私は用意していた武器を手に取る。


ヒソカ「これは…トンファーだね…？」

『そう。鉄の棒を握るようにして使う武器。これを使う前に体力が切れちゃった…』


ﾊﾞﾌﾝｯー

私はベッドに倒れ込む


ヒソカ「…Aキミの能力は最高だ。応用力もあるしこれからの成長も楽しみ…でも今足りないのは体力、そしてオーラの量。もっと修行してそしたら僕とまたやり合おう♡」

そうヒソカが私の顔を覗き込むように言った。


『肝に銘じて起きますよ……』


後ちょっとで勝てそうだったのに…
自分の体力の無さと油断で敗北した。
しかも屈辱的な…。




その時
ｺﾝｺﾝｯー

『どうぞ』

部屋のドアが開く

ゴン「A！…ヒソカ…！」
キルア「げぇ…(さっきの後だと会いたくねぇな…)」


ゴンが私の元に駆け寄る。


ゴン「A、倒れたって聞いたけど大丈夫？」

『うん、ちょっと体力がなくて貧血って感じ。もう大丈夫。それより、ゴン、ヒソカと対戦するんだよね』


ゴン「うん！」



『…ヒソカの怪我は私が治療しておくから万全の状態で戦いな！』

ゴン「ありがとう、A！
……ヒソカもそれでいいか？」


私とゴンはヒソカに目線を向ける


ヒソカ「もちろんOK…日時はゴンが指定しなよ」

ゴン「それじゃあ来週7月10日！」

ヒソカ「…分かった♤」


ゴン「…行こう、キルア。」

キルア「あ、あぁ。Aそれじゃまた後でな」


『うん、心配してくれてありがとう。またね』


そう言って2人は部屋を出ていく。



『ほらヒソカ…そこに座って。』

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