【1】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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、、

『私の友人にもキルアと同じような歩き方の人がいるから気になっちゃってさ、』


“今度の仕事一緒にやらない？”
そうよく連絡をしてくる黒髪長髪の彼を思い出す。


キルア「ふーん。」


ゴン「ねぇねぇ！キルアはなんでハンター目指してるの？」

ゴンが無邪気にそう問いかける。

キルア「特に理由はねーよ。ただ難関だって言うから面白そうだなって。まぁ拍子抜けしてるけど」


確かにそう言うくらいキルアには実力があると思う。


ゴン「俺はさ…親父がハンターなんだ！で、俺も親父みたいなハンターになりたいと思って！」


キルア「ふーん…親父ってどんなハンター？」

ゴン「分かんない！」

ゴンが明るくそう答える。その様子に私もキルアも笑ってしまった。

『あはは』
キルア「ふはは！お前それじゃ変じゃん！」

ゴン「そう？」

キルア「だって親父みたいになりたいのに親父の事分かんないなんてさ、」

『確かに、でもそれでもお父さんに憧れてるんだね』


ゴン「俺産まれてすぐミトさんに育てられたから親父は写真でしか知らないんだ。」


子供を親戚に預けて自分はハンターを続けてる…か。
ちょっと無責任な気はするけどそれが今のゴンを作ってるのか。

そうなることが分かっていたかのようだ…

やることがまるで

ジンさん みたいなお父さんだな…。


そう思って話を聞いていた。


『私はー、』


ゴン「あ、Aの理由は実はさっき聞こえてたんだ。」

キルア「金集めに人探しね。」

『あれ、バレてたか…』

ゴン「俺、応援するよ！」

そうゴンが言ってくれた。

優しいな…。

そうしてるうちに遠くの方で光が見えた。


ゴン「あっ！キルアさっきの忘れてない！？」

キルア「あぁ、先にゴールした方が飯奢ってもらう！」


ゴン「よし！それじゃまたねA」

キルア「またな」

『うん！上でまた会おう』

そう言った途端2人は一気に駆け上がった。

2人とも体力有り余ってるな…。



そう思いながら1人で階段を上がっていると後ろから視線を感じた。

この視線は…ｯ!


『…ヒソカｯ!私の後ろに来るのやめて下さい』

私は、視線の主ヒソカの前から逃れるように横に並ぶ

ヒソカ「隣に来るなんて大胆♡だね…♤」

クククと笑みを浮かべながら話しかけるヒソカ。

『何を言ってるんですか…前にいるとヒソカの視線が気持ち悪いし、かと言って後ろに行くのは嫌だし、なので横にしました。』

私はジト目でヒソカを見る。

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