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焔ビトが現れ町の静けさは一瞬で消えた。
焔ビトが建物の外に出てひたすら叫んでいる。
騒ぎを聞きつけた近所の人や第七特殊消防隊の人が集まる。
隊士「若に場所を伝えるぞ！」
そう言って花火を打ち上げる。
隊士「！お嬢、こんな所に！」
隊士の1人が私に気がつく。
『偶然近くにいまして。』
隊士「そうでしたか…今のお嬢は民間の方と同じで怪我をさせる訳にはいきません。避難誘導に従って下さい。」
そう言って私に指示をだす隊士。
ここは従うしか出来ることはないか。
そう思っていると
女性「まって！あの家にはまだ赤ちゃんがっっ！」
隊士「奥さん！落ち着いて！今近づくのは危険です！」
燃えあがる家に向けて手を伸ばす女性とそれを抑える隊士の人。
女性「あの子がっ！取り残されて！」
女性は泣きながら必死に訴える。
いつ崩れるか分からない火の手の上がる建物に近づくのは危険だ。
でも…！
隊士「お、お嬢？」
私は女性に近づいて、着ていた法被を寝巻き姿で裸足の女性に被せる。
女性「…Aさん。」
隊士「…お、お嬢まさか…ｯ!」
私はその場の人に笑顔を見せてそしてそのまま炎の燃え上がる建物の中に入る。
隊士「だ、ダメだ！お嬢！…ｯ!い、入口が！」
どうやら入口が瓦礫で塞がれてしまったらしい。
でも今は気にしてられない。
私はこれでも能力者。
炎への耐性は一般の人よりはある。
私が行かなければ…ｯ!
私は燃え上がる家の奥へと進んだ。
『ﾊｧ…ﾊｧ…』
酸素が薄い…。
炎が暑い。
赤ちゃんは…どこ…
--ｵｷﾞｬｧ
ｵｷﾞｬｧ
『ｯ!』
声が聞こえた。
私は急いで声のした方へ走り出す。
そこには瓦礫の中で確かに鳴き声を上げる赤ちゃんがいた。
『よかった…生きてる。』
私は赤ちゃんに駆け寄りギュッと抱きしめる。
後はここから脱出せるだけ…
しかし
『はは…これは…』
入口はどこも瓦礫で塞がれてしまった。炎が私たちを囲む。
私の能力の炎で包み込む事が出来るはずだが今は上手く扱えない。
どうする…。
そう考えて居ると私の頭上の柱が炎に包まれて崩れ落ちてくる。
『ッ！！！』
私は咄嗟に赤ちゃんを抱き抱えていない左手を瓦礫に向ける。
ｼﾞｭｯｯー
『ｯｯ！』
炎が私の手のひらに直接熱を与えてくる。
このままじゃ…
ー炎を掴む事をイメージするんだー
『…。』
私はジョーカーとの会話を思い出す。
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amro(プロフ) - 琴光柊さん» 琴光柊様、コメントありがとうございます。長い自己満足な小説を一気に読んでいただけてとても嬉しいです…！ちまちま更新していますのでぜひまたコメントいただけたら幸いですっ！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ちょこぱふぇ♪さん» ちょこぱふぇ♪様、返信遅くなりました。とても嬉しいコメントありがとうございます！元気に一気に執筆してしまいました。オリジナル展開なのでややこしいかもですがぜひお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2021年8月31日 20時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
琴光柊(プロフ) - すごく面白くて一気読みしました！！更新頑張って下さい！！！ (2021年8月29日 21時) (レス) id: d5ba88f803 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱふぇ♪(プロフ) - 続編おめでとうございます！続きドキドキです…夢主ちゃん！頑張れ！主さんも体調に頑張って下さい！応援してます(^^) (2021年7月5日 22時) (レス) id: 92821f8356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2021年7月5日 21時
