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、、
自室の寝床に戻った私は先程の紅丸さんの事を考える。
“今日は眠れそうか…？”
あれは私の睡眠を心配してくれていたんだ。
私が目覚めてからの2日間紅丸さんは夜ずっとそばに居てくれた。
なんなら私が目覚める前も眠る私のそばで手を握ってずっと夜を過ごしてくれた。
彼はなんでそんなに優しいのだろう。
私は浅草のこの場所でどんな存在だったのだろう。
私は紅丸さんにとってどんな存在だったのだろう。
私は紅丸さんの事をどんな存在と思っていたのだろう。
ーﾄﾞｷｯｰ
自分の心拍数が早まる。
『なんだろう…。』
分からない。
どうしてドキドキするのかも
身体が少し暑く感じるのかも
握られていた手のひらをただ見つめる私には
分からない。
『考えても分からないし、今日は寝よう。』
私はそう呟いて布団に入った。
布団に入って少したった。
目をつぶっているが中々眠れない。
私は布団から抜け出して部屋の窓を少し開け夜空を見つめる。
『…綺麗なお月様。』
月の光が窓から私を照らす。
ーーｯ
窓のすぐ隣から気配を感じた。
『…そこに居るのは誰？』
私はそう声をかける。
ー｢なぁんだ……記憶が無いとはいえ勘が鋭いのは変わらずか…流石だな。｣
声の主は空に漂う煙と共に姿を表した。
月明かりを背後に私の前に現れたその人。
帽子を被り布で片目を隠している黒髪長髪の男の人。
タバコの煙が空に舞う。
『…あなたもこの町の人ですか？』
私はそう話しかける。
ー｢いいや違うぜ。｣
『…それでは私のお知り合いですか？』
ー｢いいや初めましてだな｣
男の人が不敵に笑う。
『…私に何か御用ですか？』
ー｢あぁ。少しお話したいだけさ。｣
男の人はそう言って窓の縁に腰掛ける。
『そうでしたか。…ふふ』
ー｢…なぜ笑う？記憶が無い時に、こんな時間にこんなにも怪しい男が部屋に現れたんだぜ？｣
『…ふふ、今日ずっと私を知ってる人とばかり話していてその度に覚えていない私は皆さんに申し訳ないと思ってましたが、貴方にはそんな心配が要らないのだと思うと肩の力が抜けてしまいました。』
この人は記憶があってもなくても
初めまして
の人。
目が覚めてから初めてだ。
ー｢…面白い姉ちゃんだ。｣
『そうですか？…そうだ！
お名前を伺ってもよろしいですか？
私は 新門A と申します。』
ジョカ「俺は、ジョーカー。ダークヒーローさ。」
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amro(プロフ) - 琴光柊さん» 琴光柊様、コメントありがとうございます。長い自己満足な小説を一気に読んでいただけてとても嬉しいです…！ちまちま更新していますのでぜひまたコメントいただけたら幸いですっ！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ちょこぱふぇ♪さん» ちょこぱふぇ♪様、返信遅くなりました。とても嬉しいコメントありがとうございます！元気に一気に執筆してしまいました。オリジナル展開なのでややこしいかもですがぜひお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2021年8月31日 20時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
琴光柊(プロフ) - すごく面白くて一気読みしました！！更新頑張って下さい！！！ (2021年8月29日 21時) (レス) id: d5ba88f803 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱふぇ♪(プロフ) - 続編おめでとうございます！続きドキドキです…夢主ちゃん！頑張れ！主さんも体調に頑張って下さい！応援してます(^^) (2021年7月5日 22時) (レス) id: 92821f8356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2021年7月5日 21時
