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、、
そうしてわたしは街の人達に声をかけられて色々頂いてしまい、紅丸さんの掛け声で次へ歩き出す、を繰り返した。
私の手にも紅丸さんの手にも沢山の物が溢れる。
紅丸｢あとはあそこか…寄らねぇと後で面倒だしな…｣
そう言って紅丸さんが更に手を引いて歩き出す。
ｶﾞﾗｯｰ
紅丸｢おい、A連れてきたぞ｣
紅丸さんがとある建物の扉を開く。
『ここは…』
みっ｢やっと来たわね。それにしても大荷物じゃないの。｣
店の奥から1人の女性が現れる。
このお店の人だろう。
女性は私の目の前にきて視線を合わせる。
お互い無言の時間が続く。
みっ｢ほんとに記憶がないのね…A｣
そう言って女性は一瞬悲しい表情を浮かべる。
『あ、あの……すみまー』
私はただ謝ることしか出来ない。
だからそんな顔をさせてしまった女性に謝ろうとする。
が私の言葉は遮られた。
みっ｢おかえりっ｣
そう言って女性は私の事を抱きしめた。
『…ｯ!』
みっ｢生きて帰ってきてくれただけでも嬉しいわ。｣
そういう女性の言葉からは温かさを感じた。
みっ｢私はここの御茶屋の一人娘のおみつ。Aとは小さい頃からの仲で親友よ。｣
『おみつ……さん。』
みっ｢敬語なんて要らないわ。Aは私の事をいつも“みっちゃん”って呼んで一緒にお菓子食べたり話したりしてたわ。｣
そう私の顔をみてニカッと笑うおみつさんことみっちゃんさん。
『そ、うだったんだね…。私…』
みっ｢いいのいいの。落ち着いたら寄りに来な。お茶菓子食べながらお話しましょ。｣
『…うんっ』
紅丸｢…。｣
紅丸さんが抱き合う私たちを無言でみる。
どうしたんだろう…。
みっ｢ふふん、羨ましいの？紅丸。｣
みっちゃんが紅丸さんそうドヤ顔で言う。
羨ましい？
紅丸｢…うるせぇ。話がすんだなら帰るぞ。｣
少しムスッとしてそう言う紅丸さん。
んー……。
あっ、
私はみっちゃんから離れて紅丸さんに向けて手を広げる。
紅丸｢なっ｣
みっ｢ぷはっ｣
『紅丸さん、除け者にしてすみませんでした。』
話から私たちはきっと小さい頃からの友達。
それを除け者にされて紅丸さんは拗ねちゃったんだ。
私は紅丸さんも友達だよという気持ちを込めて手を広げる。
紅丸｢ち、ちげぇ！｣
しかし顔を赤くした紅丸さんに否定されてしまった。
違ったのか。
みっ｢根の鈍感な所は変わらないわね……ふふ｣
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amro(プロフ) - 琴光柊さん» 琴光柊様、コメントありがとうございます。長い自己満足な小説を一気に読んでいただけてとても嬉しいです…！ちまちま更新していますのでぜひまたコメントいただけたら幸いですっ！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ちょこぱふぇ♪さん» ちょこぱふぇ♪様、返信遅くなりました。とても嬉しいコメントありがとうございます！元気に一気に執筆してしまいました。オリジナル展開なのでややこしいかもですがぜひお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2021年8月31日 20時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
琴光柊(プロフ) - すごく面白くて一気読みしました！！更新頑張って下さい！！！ (2021年8月29日 21時) (レス) id: d5ba88f803 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱふぇ♪(プロフ) - 続編おめでとうございます！続きドキドキです…夢主ちゃん！頑張れ！主さんも体調に頑張って下さい！応援してます(^^) (2021年7月5日 22時) (レス) id: 92821f8356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2021年7月5日 21時
