160個目（紅丸side ページ11
紅丸sideもう少し続きます、
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、
大量の荷物を抱えてAのいる病室へ向かう。
紅丸｢A、紺炉、入るぞ｣
そう言って病室の扉を開ける。
そこには朝とかわらず目を覚まして話しているAと俺をみて笑う紺炉がいた。
紺炉｢そろそろ来る頃だと思った。…にしても随分凄い量の荷物だな…。｣
ドサッー
紅丸｢町の連中にAが目を覚ましたが記憶喪失でって話したら色々渡された。これでもいくつかは詰所に置いてきたんだ。｣
町の連中はすごい。
そうして話していると
紺炉｢それじゃ今日のところは俺は町に戻る。傷の治りも早いし明後日には退院出来るだろう。｣
そう言って紺炉が帰り支度をする。
紺炉｢紅、頼んだぞ。｣
紅丸｢あぁ｣
そう言って紺炉は部屋を出ていった。
紅丸｢…｣
『…』
部屋に沈黙が訪れる。
紅丸｢…紺炉から色々話を聞いたか…？｣
俺はそうAに問いかける。
『はい！浅草の町の様子や人の事、第七特殊消防隊の事、自分の居場所などを。あと紅丸さんのお話も聞きました。』
…俺の事？
聞くとAは俺たちが小さい頃の話も聞いたらしい。
そんな事もあったな…。
『あ、綺麗なお花。』
Aは俺が持ってきた荷物の中にある花に目を向ける。
そうだ、渡すように言われてたんだ。
ちゃんとしとかねぇとあとから色々言われそうだ。
紅丸｢あぁ、これは茶屋のお節介娘が花屋で見繕って渡してきたやつだ…。花瓶入れてやるよ｣
俺は花瓶に手を伸ばし花を添える。
『茶屋のお節介娘？』
紅丸｢あぁ、ったく。浅草に戻ったら顔出てやれ。俺じゃどうにもなんねぇ｣
お前の事を心配してるやつの1人だ。
ちゃんと元気な姿を見せてやれ。
『これは？』
紅丸｢これは町の連中がAにこれ食べさせろって言って押し付けてきたもんだ。｣
『ハハ…お正月みたいですね』
それは俺も思った。
紅丸｢病み上がりなんだ、無理して食べなくても｣
『いいえ、せっかく町のみなさんが私のためにと用意してくださったのでいただきます。全部食べられるかは分かりませんが……』
いつものAならペロリと平らげるだろうが無理はしないでほしい。
まぁ残したら俺が食う。
紅丸｢あとこれはババァの所の大福と……ヒカヒナからの手紙だ｣
『ﾓｸﾞﾓｸﾞ？(手紙？』
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amro(プロフ) - 琴光柊さん» 琴光柊様、コメントありがとうございます。長い自己満足な小説を一気に読んでいただけてとても嬉しいです…！ちまちま更新していますのでぜひまたコメントいただけたら幸いですっ！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ちょこぱふぇ♪さん» ちょこぱふぇ♪様、返信遅くなりました。とても嬉しいコメントありがとうございます！元気に一気に執筆してしまいました。オリジナル展開なのでややこしいかもですがぜひお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2021年8月31日 20時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
琴光柊(プロフ) - すごく面白くて一気読みしました！！更新頑張って下さい！！！ (2021年8月29日 21時) (レス) id: d5ba88f803 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱふぇ♪(プロフ) - 続編おめでとうございます！続きドキドキです…夢主ちゃん！頑張れ！主さんも体調に頑張って下さい！応援してます(^^) (2021年7月5日 22時) (レス) id: 92821f8356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2021年7月5日 21時
