【150話突破】【ヒプマイ】貴方達の目は節穴かっ！ー4ー

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銃兎「Aは時々この国の情勢に無関心ですね。」

『そういう訳じゃないけど…』



左馬刻「…じゃあ俺が前に一郎と同じチームだった事も知らねぇって事か」


銃兎「…」
理鶯「…」


『あ、やっぱり一郎と面識あったんだね』


一郎も左馬刻もお互い面識ありそうな口ぶりだったけどそういうことだったのか。


『2人の間の出来事に私が介入するような野暮な事はしないから安心して。銃兎も理鶯ももちろん自分も左馬刻の口からちゃんと話してくれるのを待ってるよ』


私はそう言って2人の顔をみる。


理鶯「あぁ、小官達は今は同じ道を歩む仲間だ。左馬刻の話せる時に話してくれればそれでいい」

銃兎「俺たちはお前について行く覚悟は出来てんだ、いつでもいいさ」


左馬刻「てめぇーら……」




これが友情か……いいものみたな…
感動する任侠物の映画を見た気分。



『3人なら勝ち進めるよ！…まぁ自分は応援したい人達を平等に応援するけどね』


今のところ知り合いで出るのは
この3人とイケブクロの山田三兄弟だな…。


他にも知り合いで出る人とかいるかな…？

帰ったら少し調べてみよう。



左馬刻「そう言ってられんのも今のうちだ」

そう言って左馬刻がまた私の頭を乱暴に撫で回す。


そうしてまた場は盛り上がり色んな話をした。



理鶯「新しいお酒を取ってこよう。」

そう言って理鶯が席を外しキッチンへ向かう。


『ありがとう理鶯…ってそう言えば今何時…？え、もう12時！？』


完全に帰るタイミングを失った…
みんなアルコール飲んだから運転は出来ないし、もう終電も無いし、ヨコハマからイケブクロまで歩いて帰るなんてのはもっと無理……


どうするべきか…


『んー…』

悩んでいると

銃兎「別に時間気にする必要ないじゃないだろ。このまま泊まるんだし」


『うー、そう。このままとま……え？』


銃兎「？…あれ今日は左馬刻の家で朝まで飲むんじゃなかったのか？」


予想外の単語に固まり、銃兎も？の表情を浮かべている。

バッと勢いよく左馬刻の方を見ると



左馬刻「あ、そういえばAに言い忘れてたわ」




そう言ってグラスに入ったウィスキーを飲み干してテーブルに置く左馬刻。


リビングはピタッと静まり返り、
テーブルに置かれた空のグラスから
カランー
と音が響いた。

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