White Dream Story -3-

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《宮舘side》


亮「ぅわああぁぁぁんっっ‼︎ごめんなさぁぁああいっっ‼︎」


翔太にこっ酷くお尻を叩かれ、大泣きの阿部。
子どものようにわんわん泣いちゃって‥‥
インテリタレントも、お尻ぺんぺんされるとこうなっちゃうのね？


膝から降ろされた阿部は、下着も上げずに床にペタンと座り込み、声を上げて泣いている。


気持ちは分かる。
俺も翔太にお仕置きされたときは、痛くて怖いもん‥‥
まぁ、俺はこんなに素直になれないけどね？(笑)


涼「よく頑張ったね。」


泣きながらも俺の声に頷く阿部。
なんかあうあう言いながら、こちらに両手を伸ばしている。


ん？これって？


涼「抱っこ？」

亮「ぐすっ‥‥ん‥‥」


子どもを通り越して赤ちゃんじゃん(笑)
でも、頑張ったもんね？


涼「はいはい、亮平くんおいでー。」


と、半ば冗談で言うと、恥ずかしげも無く俺の胸に飛び込んで来た。
正直俺は驚いている。
普段甘えるとしたら大体佐久間になんだけど、まさか俺にフォーカスが当たるとは‥‥


俺は阿部を抱きしめ、頭を撫でながら、


涼「心配になるから、ほんと勉強も程々にね？」


と少しお説教。
まだまだ泣き虫の阿部も、小さく「ごめんなさい」出来たので、今度は翔太に慰めてもらってくださいね。




《渡辺side》


涼太に抱っこされて少し落ち着いてきたのか、何やら2人で話してる。


まさかここまで阿部ちゃんのケツを叩くことになるなんて思ってなかったから、少しやり過ぎたかな？って後悔。
阿部ちゃんには気づかれないように、マネージャーに連絡してアイスノンを用意して貰った。


亮「しょ、たぁ‥‥ぐすっ‥‥」


まだ泣きべそかいてる阿部ちゃん。
どうやらまだ俺が怒っていると思っているようだ。


翔「もう怒ってないよ。反省したんでしょ？」

亮「したぁ‥‥ごぇ、なさぁぃ‥‥」


しゃくり上げながら喋るから、幼さが半端ねーな(笑)


翔「いっぱい叩いちゃったから、冷やしとこうな？」

亮「ぅん‥‥ひっく‥‥しょたも、だっこしてぇ‥‥」

翔「ったく、しょうがねぇなぁ。」


なんて言いながらも、やっぱり甘いんだよな？俺も。
阿部ちゃんって根は素直だから、ちゃんと甘えたいときは甘えるんだよね。


阿部ちゃんのこういうとこ、涼太にも見習って欲しい(笑)

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