White Dream Story -3-

二度あることは（宮舘・渡辺/阿部）⭐︎リクエスト作品⭐︎ ページ41

《阿部side》


いたたたぁ‥‥
久しぶりにやらかした‥‥


以前夜更かしがバレて、佐久間にお仕置きされてから気をつけてはいたんだけど、時間が経つとまた元通りになっちゃって‥‥
昨日も勉強してたら、気づいたら完徹しちゃって。


家を出る時間ギリギリで、慌ててお仕事に向かったんだけど、その現場で居眠りしちゃってさ。
今日は翔太とラジオ収録だったんだけど、何度か撮り直しになっちゃって‥‥


終わったら控え室で翔太にお尻叩かれちゃった‥‥


翔太って怖いんだよぉ？
言い訳も聞かずにずっとお尻叩くんだから。
ちょっとくらい話聞いてくれてもいいのにね？


翔「次見つけたら、もっと厳しくするからな？」


なんて怖いお言葉までいただいて‥‥
佐久間にもバレたらヤバいのに、もう1人増えちゃったよ‥‥


でも、今の俺はそれで怯んではいられない。


もうすぐ俺が出させていただいてるクイズ番組の王者を決める特番があるんだけど、絶対獲りたいんだよね！
だってこれ獲ったら、またSnowManの名前を知ってもらうきっかけが増えるもん！


お尻は痛いけど、頑張んないとっ！


俺は椅子にクッションを敷いて、お尻の痛みを我慢しながら勉強に励んだ。
これが今日よりもっと酷い目に遭うなんて、誰も予想出来なかっただろう‥‥


〜♪〜♪


‥‥ん？スマホ鳴ってる？
手を伸ばしてディスプレイを見ると、舘さん？
えっ？なんで？


ふと時計を見ると‥‥えぇっ⁈10時ぃっ⁈
ヤバいっ！完全に遅刻だぁっ！


亮「もしもし⁈」

涼「あっ、阿部？今どこ？」

亮「ごめん！寝坊しちゃって‥‥すぐ行きますっ！」


俺は電話を切ると、身支度をマッハで終わらせると、家を飛び出しタクシーを拾った。

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