White Dream Story -3-

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《ラウールside》


最近の康二くん、ちょっと小言が多い。
楽しく話してるのに、言い方が〜、それはちょっと〜、って楽しい時間をぶち壊す。
佐久間くんやしょっぴーだって笑ってるのに、なんで康二くんにそんなこと言われなきゃいけないの？


ほんと納得いかない。


それはめめも同じみたいで、注意された後はちょっと不貞腐れてる。
元々康二くんは心配性だから色々気になるのかもしれないけど、僕たちからしたら気にし過ぎ。


蓮「最近の康二、なんかやだ。」

ラ「僕もそれ思ってた。」

蓮「先輩風‥‥て、先輩なんだけど、同じ加入組なのに、なんであんなことで注意されるのか分かんねぇ。」

ラ「みんな楽しそうなのにねぇ！」


ほら、めめもそう感じてた！
そう思うと、余計に拍車がかかっちゃって、今まで以上にみんなをイジるようになっていった。


今思えば、あのときちゃんと康二くんの忠告を聞いてれば良かったんだけど、まだまだ子どもな僕にはそこに気づくことが出来なかった。



《目黒side》


なんだよ康二のヤツ。
別に誰も嫌な思いしてないし、楽しそうじゃん。


確かに康二のが先輩だし、歳だって康二のが上だけど、SnowMan歴は同じなわけで‥‥
上手く言えないけど、対等じゃない気がしてモヤモヤする。


同じようにラウールも感じてるみたい。
注意されることに納得出来ない。


佐久間くんやしょっぴーも、康二に声掛けて気遣ってるみたいだけど、なんで康二の肩持つのかも分からない。
雰囲気壊してるのは康二なのに‥‥


蓮「ほんと分かんね‥‥」


今思えばこの時の俺は、楽しいことにしか目が向いてなくて、みんなが笑ってる＝楽しいだと思ってて‥‥
だから康二が言っていることの意味を考えることもなかった。


でも、この数日後に思い知ることになる。
康二が言いたかったことも、康二の本当の怖さも‥‥

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