White Dream Story -3-

癖になる前に（阿部・目黒/ラウール）⭐︎リクエスト作品⭐︎ ページ15

《ラウールside》


最近有難いことに、お仕事が増えて忙しくしている僕たち。
グループでも個人でも、目に見えてメディアに出ることが増えた。
楽しいお仕事ばかりじゃないけど、これも経験と思えば苦じゃないし、挑戦のしがいがある。


けどその反面、学校に行くのがすごく面倒くさくって‥‥
出席日数が少ない分、課題が大量に出されたり、オフの日に補習をみっちり受けさせられたり‥‥
正直息が詰まる。


幸い成績は悪くない。
勉強が嫌いってわけではないんだけど、仕事に意欲が向き過ぎて、学校が退屈に感じてしまう。


ちなみに、今日は午前中でお仕事が終わるので、午後から学校。
課題の提出と補習、そして新たな課題を出される‥‥
そんなことを考えると、ほんと行きたくない‥‥


でもね、みんなと約束したんだ。
SnowManに加入するとき、自分の為に学校の勉強頑張りなさいって。
元々事務所も学業優先にって考えではある。
でも、学生ってグループでは僕だけなわけで‥‥
僕が学校なければ、グループのお仕事もっと増えるのかな？とか考えちゃうよね。


あー、みんなともっと一緒に居たいなぁ‥‥


そうだっ！サボればいいんだっ！


何かしら理由付けとけば、みんな疑わないだろうし、普段はちゃんと行ってるんだから、一回や二回行かないくらいでバレないでしょっ♪


ラ「我ながらナイスアイディア♪」


僕は急いで学校に欠席の連絡を入れ、その後マネージャーに電話を掛けた。


ラ「あ、もしもし、お疲れ様です。
　 実は急遽休校になったみたいで‥‥」

マ「そうなんですね！
　 このままオフにすることも出来ますけど、どうします？」

ラ「今日って全体練習ありましたよね？
　 そこに合流します！」

マ「分かりました。
　 それじゃあ◯◯にお迎えに行きますね！」

ラ「ありがとうございます！」


やった！成功！
これを機に、僕はちょこちょこバレないように学校をサボることを覚えてしまった。

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