White Dream Story -3-

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《深澤side》


最近照が五月蝿い。
ことある毎に片付けろって言ってくる。
ちょっと置いてるだけなのに、ほんと細かいんだよなー。


ツアー中はずっと一緒の部屋だし、喧嘩になってもアレだから、言われたら片付けるようにしてるけど、正直億劫ではある。


照「いい加減、ちゃんと片付けろよ？
　 俺、何回も言ってんだからね？」


そんなふうに言われたら、俺もカチンときちゃって、


辰「はいはい、分かった分かった！」


て、言っちゃって‥‥
その後の照の視線が痛かったよ‥‥


暫くはあまり汚さないように気をつけてはいたんだけど、やっぱり日頃からやってないことは続かないわけで‥‥
あっという間に元通りになっちゃった(笑)


あー、面倒くさいなぁ。
しかもリハーサルとかで結構疲れてるし、息抜きもしたいんだよなー。


そうだっ！
康二たち誘ってゲームしよーっと♪
嫌なことは楽しいことして忘れるのが1番！


俺は片付けることを後回しにして、他のメンバーの部屋へと向かった。




数時間後ー


あー楽しかったーっ♪
ここんとこマジで忙しくて、コントローラー触る暇もなかったもんなー。


なんて考えながら自分の部屋のドアを開ける。


辰「って、うわっ！」


開けるとそこには、仁王立ちの照。
ドアの前に突っ立ってるなんて思わなくて、ほんとにビックリした‥‥


辰「っんだよぉ、脅かせんなってぇ。」

照「そんなことより、これ、なに？」


照の指差す方へ目を向けると、そこには俺が食べた後の残骸たちが‥‥


しまった！
面倒くさくて後回しにしてたの、すっかり忘れてた‥‥


照「何回言っても分からないんだね？」

辰「えっ、いや、そんなことは‥‥」

照「あるよね？」

辰「いやいや、やろうとは、思ってたんだよ？」

照「でもやってないじゃん。」


ギリギリと追い詰められる俺。


照「分かってるよね？お仕置きっ！」

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