White Dream Story

・ ページ38

《渡辺side》


今日は珍しく早く起きれたので、余裕をもって合流出来た。
まぁいつも5分前までには行けるようにしてるんだけど、


亮「おはよー。
　 あれぇ？翔太珍しく早いねー。」

大「ほんとだーっ！
　 明日雨かもよー？(笑)」


いつも早くに集合しているメンバーにからかわれる。
うっせ。
俺だってやれば出来るんだよっ！


俺の後から続々と到着するメンバー。
そろそろ始まる時間だなぁと思ってたら、滑り込みで涼太が入ってきた。


ラ「舘さんおはよーっ！
　 ギリギリなんて珍しいね？」

涼「おはよ。
　 ちょっと準備に手間取っちゃって。
　 間に合って良かったよ。」


ふーん、涼太にしてはほんとに珍しい。
俺より遅いことなんか滅多にないのに。
まぁ気にしてたって仕方ない。
軽くストレッチをすると、自然と練習がスタートした。


照「康二、そこしっかり止めて！」

照「ふっか、ここ角度つけて！」


照の指導にも熱が入る。
こうなると、だんだん細かくなるんだよねぇ‥‥


照「舘さん、タイミングもうちょい早く！」

照「舘さん！遅れてるよっ！」


徐々に涼太が遅れだした。
涼太に目をやると、疲れからか異常に汗をかいている。
元々汗っかきだけど、あの量はヤバくない‥‥？


辰「舘さん大丈夫？
　 照っ！ちょっと休憩入れよっ！」

照「分かった。
　 じゃあ20分後再開で！」


照の声掛けで、各々休憩を取る。
トイレに行く人、水分取る人‥‥
ん？涼太の姿が見当たらない。


翔「ねぇ、舘さんどこ行った？」

康「えっ？おらへん？」

蓮「俺は見てないっすよ。」


トイレかな？なんて思ってると、佐久間に肩を叩かれた。


大「翔太、ちょっといい？」


なんか表情が固い。
俺なんかしたかな？
部屋の角の方に佐久間と移動すると、


大「涼太、もしかしたら足痛めてるかも‥‥」

翔「えっ⁈いつから⁈」

大「もしかしたら前回の練習で着地ミスって、そのときかも‥‥」


マジかよ‥‥
だとしたら相当痛いんじゃねぇの⁈


翔「とりあえず舘さん探そう！」


俺と佐久間はレッスン場を出ると、二手に別れた。

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