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《佐久間side》
推しのラストコンサートが終わり、俺は物販で買い物中。
あっ、これ持ってないや!
これは宮田くんへのお土産!
なーんてしてたら、すごい数を購入することになった。
いざ商品を受け取ろうとした瞬間、
ガシッ
誰かに手を掴まれた。
えっ?と思い振り返ると、そこには、今最も会ってはいけない人物が‥‥
亮「ここで何かしてるのかな?」
大「えっ⁈あ、阿部ちゃん⁈」
最悪だぁ‥‥
そのまま阿部ちゃんに連れられることを拒むことが出来ずにいると、なんとラウールまでこの場に出会した。
なんとも言えない顔をしている。
亮「ラウールごめんね?
ちょっとこの人連れて帰るから、ここで。」
ラ「へっ?えっ⁈ぁー、またねぇ‥‥」
ラウールにジェスチャーで『ごめんっ!』としながら、俺は阿部ちゃんに連行された。
移動中は終始無言で、あからさまに怒っているのが手に取るように分かるから、余計に俺からは話しかけにくい。
連れてこられたのは、阿部ちゃんのお家。
何度もお邪魔してるけど、入りたくないと初めて思った。
亮「佐久間、正座。」
めっちゃ冷たい口調。
なんだか胸の辺りがギュッてなる。
素直に正座すると、俺の前に置かれているソファに座った阿部ちゃん。
亮「全部話しなさい。」
大「はぁい‥‥」
そこからは冒頭であった通り、洗いざらい白状。
その間もずっと俺を見つめる阿部ちゃんの目が怖くて、ずっと顔を上げられずにいる。
亮「はぁ‥‥ラウールまで共犯だったとは。
随分悪い子だねぇ。」
そう言われて心がザワザワして、急にモジモジしてしまう。
亮「佐久間ぁ?悪い子はどうなるんだっけ?」
ハッとした。
これ、前に阿部ちゃんに言ったような‥‥
大「‥‥やだっ‥‥」
亮「あれ?大介くんは答えられないくらい悪い子なのかなぁ?」
急な子ども扱いに顔から火が出そう。
恥ずかしくて余計にモジモジしてしまう。
亮「ちゃんと答えなさい。」
大「‥‥お、しお、き‥‥」
亮「うん、お仕置きってどんなことされるのかなぉ?
阿部ちゃんに教えて?」
大「っっつ‼︎」
バッと顔を上げる。
優しい口調だか、目は全く笑ってない。
大「お、尻、叩、かれ、ます‥‥」
ぅわぁ、自分で言うの恥ずかしすぎる。
ほんと穴があったら、いや、なくても掘って入りたい‥‥
亮「よく出来ました。」
そう言うと、俺の手を引き、阿部ちゃんのお膝の上にご招待されてしまった。
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CECIL(プロフ) - 苺さん» 初めまして、コメントありがとうございます!現在リクエストを募集する予定はなかったのですが、時間が出来ましたら書かせていただこうと思います。 (1月27日 22時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 初めまして苺です。リクエストで佐久間君が休みがなくて限界で全員で仕事があるのにマネージャーが迎えに行っても行方不明で皆で心配して電話をしてたら岩本君の携帯に佐久間君のパパから実家にいると連絡が来て阿部ちゃんが迎えに行きお仕置きされる話が見たい (1月27日 19時) (レス) id: 6da2fe3136 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - すずさん» 嬉しいコメントありがとうございます!上手く書けてる自信が全くないので、日々精進です。いつでも読みに来てください♪ (1月25日 8時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続き楽しく読んでます!かわいいし、読みやすいし書くのすごく上手いなって思いました!次はどんな話かな?ってワクワクします!無理ならず作者様のペースで楽しく書いてください!応援してます♪ (1月25日 1時) (レス) id: f9edeb1212 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - もち。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!楽しみにして頂けるなんて光栄です♪また読みに来てくださいね! (1月24日 5時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CECIL | 作成日時:2024年1月20日 4時