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《ラウールside》
不意に僕のお尻で弾ける音が止まり、それに成り変わりめめの声が聞こえてきた。
蓮「なんでここまで厳しくしたか分かる?」
まだお尻にはめめの右手が置かれたまま。
口調は優しいけど、まだお仕置きは終わってないみたい‥‥
ラ「ヒック‥‥僕が、約束、まもら、なかったぁ‥‥」
蓮「うん、そうだね。
お酒呑むなとは言わないけど、記憶無くすほど呑むのはダメ。
体壊しちゃうよ?」
ラ「ぁぃ‥‥ふぇっ‥‥」
蓮「それにベンチで寝てる姿を撮られちゃったらどうするの?
自分のためにもSnowManのためにも良くないんじゃない?」
ラ「‥‥ふっ‥‥ごめ、なさぃ‥‥」
蓮「うん、大切もの守るためも、ちゃんと約束は守ろうな?」
僕はめめの言葉に首を大きく縦に振る。
チクリと胸が痛む。
めめの言葉で、歳は20歳でも中身は全然子どもだと痛感させられる。
蓮「さぁ、最後に仕上げして、今日のこと忘れないようにしような?」
ラ「ぅえっ⁈もう無理だよーっ‼︎ごめんなさぁぁぁあいっ‼︎」
その後は宣言通り、しっかりお尻に叩き込まれた。
冗談抜きで、ほんとにお尻が壊れるんじゃないかと思った。
ラ「うっく‥‥ふぇぇ‥‥」
やっとお仕置きが終わったが、自力で立つことが出来ず、めめの膝の上でグズグズ泣いた。
めめは俺が落ち着くまで、何かを話す訳でもなく、ずっと僕の真っ赤に腫れ上がっているであろうお尻を、優しく撫でてくれた。
《目黒side》
お仕置きはもう終わったというのに、未だ泣き止めず俺の膝の上に横たわったままのラウール。
ちょっと厳し過ぎたかな?と反省。
そんな気持ちも込めて、赤く腫れたラウールのお尻をそっと撫でる。
数年前はまだ俺より小さかったのに、今では俺より大きくなっちゃって。
でもあの頃から、お仕置き後の時間は変わらないなぁ‥‥なんてしみじみと思う。
俺以外のメンバーは、みんなラウールが可愛くて、ついつい甘やかしがちだから、いつの間にか俺が嫌われ役をするようになったけど、こんなラウールの可愛い姿は俺以外知らないだろう。
これはきっと、俺だけの特権。
あ、そろそろ落ち着いてきたかな?
蓮「大丈夫?起き上がる?」
ラ「ん。」
俺は丁寧に服を戻してやると、ラウールを膝から下ろした。
まだ潤む目をゴシゴシと拭う姿は、まだまだ子どもだなと微笑む。
ラ「めめぇ、ごめんなさぁい‥‥」
大きくなっても、純真無垢なラウールでいてくれよ?
fin
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CECIL(プロフ) - 苺さん» 初めまして、コメントありがとうございます!現在リクエストを募集する予定はなかったのですが、時間が出来ましたら書かせていただこうと思います。 (1月27日 22時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 初めまして苺です。リクエストで佐久間君が休みがなくて限界で全員で仕事があるのにマネージャーが迎えに行っても行方不明で皆で心配して電話をしてたら岩本君の携帯に佐久間君のパパから実家にいると連絡が来て阿部ちゃんが迎えに行きお仕置きされる話が見たい (1月27日 19時) (レス) id: 6da2fe3136 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - すずさん» 嬉しいコメントありがとうございます!上手く書けてる自信が全くないので、日々精進です。いつでも読みに来てください♪ (1月25日 8時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続き楽しく読んでます!かわいいし、読みやすいし書くのすごく上手いなって思いました!次はどんな話かな?ってワクワクします!無理ならず作者様のペースで楽しく書いてください!応援してます♪ (1月25日 1時) (レス) id: f9edeb1212 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - もち。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!楽しみにして頂けるなんて光栄です♪また読みに来てくださいね! (1月24日 5時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CECIL | 作成日時:2024年1月20日 4時