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《阿部side》
お風呂を済ませ、スタッフさんたちとともに打ち合わせを兼ねた夕食を取り、佐久間と共に部屋へ。
さぁ、しっかり休息出来たし、そろそろやりますかっ!
大「阿部ちゃん?」
亮「ん?なにぃ?」
佐久間がふいに話しかけてきた。
大「これから勉強?
あんまり根つめすぎたらダメだよ?
ほどほどにね?」
亮「だーいじょーぶ♪
佐久間は心配しすぎだよ?」
大「‥‥ほんとにぃ‥‥俺言ったかんね?」
はいはい。と、生返事で返すと、俺は机に向かった。
今時計は22:00過ぎを指している。
せめて0:00まではやりたいな。
ぁー、この問題、こないだ答えられなかったんだよねー。
あ、これってこうなるんだー。
やればやるほど目が冴えてきて、勉強が捗る捗る♪
スムーズに理解出来てるときってほんとに楽しい!
クイズ仲間の皆さんと勉強してるときも楽しいけど、1人で机に向かって黙々とやるのも好き。
この辺りはまだ手をつけてない問題だっ!
なーんてやってたら、あっというまに時間は過ぎ去ってたみたいで‥‥
大「‥‥阿部ちゃん。」
亮「ぅわっ!佐久間⁈びっくりするじゃん!」
大「うん、ごめん。けど今何時、」
亮「えっ?」
時計に目をやると、なんと朝の5:00を過ぎている。
大「阿部ちゃん、いつから起きてるの?」
亮「えっとぉ‥‥」
実は寝てないなんて言えない。
だって、佐久間の顔、めっちゃ怒ってるもん‥‥
大「言い方変えようか。いつ寝たの?」
ドキッ。
核心を突かれてしまって、咄嗟に目を逸らしてしまう。
こんなのそうですって言ってるようなもんじゃーん。
大「ちょっとそこに正座しなさい。」
亮「っ!」
そして冒頭に戻る。
こういう経緯で、俺は今、とてもお怒りの佐久間の前に正座させられているんだ。
大「俺言ったよね?ほどほどにって。」
亮「そうなんだけど‥」
大「昨日も気づいてないかもしれないけど、ロケ中何度もアクビしてたよ?」
亮「えっ?‥‥でも、迷惑はかけてないよね?」
大「顔色も良くなかったし、クマも出来てたよ?」
亮「それはメイクさんがどうにか‥‥」
ブチッ
ん?
今何かが切れるような音がしたような‥‥
大「よーく分かった。
阿部ちゃんが反省してないことは。」
佐久間はそう言うとベッドにドカッと腰を下ろすと、俺を膝の上へと引き上げた。
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CECIL(プロフ) - 苺さん» 初めまして、コメントありがとうございます!現在リクエストを募集する予定はなかったのですが、時間が出来ましたら書かせていただこうと思います。 (1月27日 22時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 初めまして苺です。リクエストで佐久間君が休みがなくて限界で全員で仕事があるのにマネージャーが迎えに行っても行方不明で皆で心配して電話をしてたら岩本君の携帯に佐久間君のパパから実家にいると連絡が来て阿部ちゃんが迎えに行きお仕置きされる話が見たい (1月27日 19時) (レス) id: 6da2fe3136 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - すずさん» 嬉しいコメントありがとうございます!上手く書けてる自信が全くないので、日々精進です。いつでも読みに来てください♪ (1月25日 8時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続き楽しく読んでます!かわいいし、読みやすいし書くのすごく上手いなって思いました!次はどんな話かな?ってワクワクします!無理ならず作者様のペースで楽しく書いてください!応援してます♪ (1月25日 1時) (レス) id: f9edeb1212 (このIDを非表示/違反報告)
CECIL(プロフ) - もち。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!楽しみにして頂けるなんて光栄です♪また読みに来てくださいね! (1月24日 5時) (レス) id: bc8a21d14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CECIL | 作成日時:2024年1月20日 4時