White Dream Story

・ ページ14

《向井side》


康「ぃっったぁぁああっ‼︎」


最後の1発はほんま強烈で‥‥
照兄、自分が人より筋肉あること自覚して‥


長いようで数分で終わったお仕置き。
腰を抱える手が緩むと頭を優しく撫でられ、反対の手は、それまで痛めつけてたお尻を撫でてくれてた。
なんか、めっちゃ恥ずかしいんやけど、どっか心地いい。


照「康二、ごめんね？」

康「へっ？
　 なんで照兄が謝るん？」

照「いや、ここまでする必要あったのかと思って‥‥」


照兄らしいっちゃらしい。
でもたぶん、俺のためにしてくれてんよな？


康「なんで？
　 俺が悪かったから叱ってくれたんやろ？
　 それでえーやん！」

照「康二がそう言うならいいんだけど‥‥」

康「けどっ！」


ぎゅっ！
俺は照兄の胡座の上に座り、思いっきり照兄を抱きしめる。


康「俺がいいって言うまでこうしててっ！」

照「‥‥ははっ、仕方ねーなっ！」


そう言って照兄を俺を力強く抱きしめてくれた。
ほんとのお兄ちゃんちゃうけど、やっぱり照兄は俺のお兄ちゃんや！


照「でも次からはこうなる前に相談しろよ？
　 じゃないと次はこんなもんじゃ済まさねーよ？」

康「はっ⁈えっ⁈そんなん嫌やしっ！」

照「ははっ！」


あんな痛いんもー沢山やっ！
絶対次なんかないし！

そういえば、さっきまでの胸の痛みが消えてる。
あれってなんやったんかな？
ま、いっか♪
このときは照兄の言葉遊びやと思ってたんやけど、そうじゃなかったんはまた別のお話。


fin

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