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39. ページ40

 




まだ微かに暗い時間。
銀時は珍しく起きていて、支度を始めていた。


 




「おーい、A、そろそろ起きろー」

『んー…? もう少し…』

「今日はだめ」
 
 
 





普段なら逆の立場でするやり取りも、Aは眠い目を擦りながら上体だけ起こす。
 
 
 





「何か食う? 軽く作ろうか」

『んー、すこし、たべる』

「ふは、了解。作ってる間に顔洗って来いよ」
 
 
 




まだうつらうつらとしている彼女の舌足らずな返事に小さく笑い台所へと向かって行った。
 
 
 


Aもまた『うぅ”〜〜〜』なんて唸りながらもゆっくり立ち上がって布団を畳む。
言われた通り洗面所で顔を洗いに行くと途中で料理をする銀時の後ろ姿を見た。
 
 
 






「〜♪」
 
 
 






機嫌が良いのか、小さな鼻歌が聞こえ思わず笑みが溢れた。
 
 



ばしゃりと冷たい水でようやく目が冴えてくる。
鏡に映った己の顔をタオルで拭き取っているうちにいい香りが鼻を掠めた。
 
 
 






「Aー」

 
 
 
 




朝食ができたという合図だろう。
 
 
 


テーブルの上にはいくつかの小鉢料理が並んでいる。
この短時間でこれだけの料理を作ってしまう彼に純粋に尊敬すると同時に少し悔しくもある。
 
 
 






「どした?」

『銀時のご飯が食べれるなんて幸せものだなぁって思って』

「こんなんで良ければいくらでも作ってやるよ」

『ふふ、今度は一緒に作ろうね』

「良いな」
 
 
 






気付けば外はすっかり日が昇り明るくなっていた。
 
 









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アカツキ(プロフ) - 〇〇さん» 初めまして、コメント有難うございます。そのように言って頂けて嬉しいです。パスワードの件ですが、現在全ての作品に置いて鍵の掛かっている作品は非公開とさせて頂いています。公開の予定もパスワードをお教えする事も出来ません。申し訳ありません (4月14日 9時) (レス) id: 7588857b81 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - すごくよかったです 読んでてドキドキしてなんかもう最高でした!! あの質問なんですけどパスワードがかかってる小説あるじゃないですか、その、パスワードって教えていただけますか? (4月14日 7時) (レス) @page44 id: 6c4944cbd5 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 蘆花さん» 初めまして、コメント有難うございます。既に完結の目処も立っておりますので最後まで楽しんで下さると嬉しいです (2023年3月28日 12時) (レス) id: 59cea801ed (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - やだステキ応援してます! (2023年3月28日 12時) (レス) @page11 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 東雲さん» コメントありがとうございます。出会いについてはこれから少しだけ書けたらなと思っておりますので楽しみにして下さると嬉しいです (2023年3月27日 19時) (レス) id: 61673d253f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカツキ | 作成日時:2023年3月25日 20時

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