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10. ページ11

 
 





「おいこら〜、Aを困らせんな」


 





仕事が終わったのか銀時が向こうの方からやって来て声を掛ける。
沖田が困らせてなど居ないと言い訳しようとした所、「総悟ォ!!!」と別の声の怒号が響き渡り彼は「やべ」とその場から逃げて行った。


 





「何喋ってたの?」

『此処に来る前は何してたのか〜、とかだよ』

「ふーん? ...楽しかった?」

『うん、皆良い人達だね』



 




銀時は彼女の横に腰掛け一つ息を吐く。
瓦の張り替えは重労働だろう、疲れている様子の彼にAはまだ手を付けていないお茶を渡した。



 






「ったく総悟の奴...」

「ま〜た逃げられたの土方くん」

「お前もサボってるわけじゃねぇよな?」

「大方終わったから休憩ですぅ」


 






2人のやり取りに苦笑いをしつつ、Aはふと土方の足元を凝視する。



 




『あの...、土方さん、その右足怪我でもされたんですか?』

 






急にそんな事を言い出すAに、土方も銀時も彼女の方を見て驚く。




 




「ぁ、嗚呼…。よく気付いたな」

『......? 動きを見れば分かります』

「他の連中にはバレなかった」



 



「それがAさんの特技ですかィ?」

 






またしても唐突に現れた沖田に驚く間もなく土方が「おうコラ、よくお前から来てくれたな」と説教モードに入る。
......が、沖田はそんなのお構い無しとでも言うように華麗に無視して言葉を続ける。

 






「これから打ち合いの稽古があるですが」
「旦那達も一緒にどうですかィ?」



「あ〜? 嫌だよ」
「何で俺らがお前らの剣の面倒見ねぇといけねぇんだよ」



「駄目に決まってんだろ」
「ンな死んだ目の男が居たら士気が下がる」




 



流石の銀時も、Aの前で死んだ目をした男などと言われては面子というものがある。
 


 
 




「土方くん、俺に1回負けてるもんね」

「また負けるのが怖いんでさァ」

「まぁそりゃ、そうよね〜」


 
 
 






自称ドSの2人にここまで煽られ数秒、「上等だ!!」と声を荒らげる土方がそこに居た。










 
 
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アカツキ(プロフ) - 〇〇さん» 初めまして、コメント有難うございます。そのように言って頂けて嬉しいです。パスワードの件ですが、現在全ての作品に置いて鍵の掛かっている作品は非公開とさせて頂いています。公開の予定もパスワードをお教えする事も出来ません。申し訳ありません (4月14日 9時) (レス) id: 7588857b81 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - すごくよかったです 読んでてドキドキしてなんかもう最高でした!! あの質問なんですけどパスワードがかかってる小説あるじゃないですか、その、パスワードって教えていただけますか? (4月14日 7時) (レス) @page44 id: 6c4944cbd5 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 蘆花さん» 初めまして、コメント有難うございます。既に完結の目処も立っておりますので最後まで楽しんで下さると嬉しいです (2023年3月28日 12時) (レス) id: 59cea801ed (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - やだステキ応援してます! (2023年3月28日 12時) (レス) @page11 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 東雲さん» コメントありがとうございます。出会いについてはこれから少しだけ書けたらなと思っておりますので楽しみにして下さると嬉しいです (2023年3月27日 19時) (レス) id: 61673d253f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカツキ | 作成日時:2023年3月25日 20時

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