21. ページ22
あの一件があってから町でAの姿を見ることは無くなった。
初めこそ、「あの絵師はどうしたのだろうか」とあちこちで噂されていたが今ではすっかり聞かなくなった。
そこに居るだけで良かったのに、忘れ去られてしまうようで堪らない焦燥感に駆られた。
「だーんな」
「うわっ、何、近」
「また此処ですかィ、好きですね」
沖田の言う「好き」が、何の事かは深く聞かず。
「前も此処に居やしたよね」
此奴が一体どんな返答を俺に求めてるのかなど知らないし、知りたくもないが「この町に住んでるからね」とだけ言った。
「総悟、行くぞ」
「おいおい善良な一般市民に挨拶も無しですかぁ? 副長さん?」
「手前ェは善良じゃねぇからな」
「何だと」と言い返そうとしたが俺の言葉が発される前に別の声が遮る。
『あの、言い争いなら別の所でお願いします』
ついさっきまで話の話題に出ていた女の声に思わず勢いよく振り返った。
それは土方も同じで驚いた顔で彼女を見る。
「ぉ、ま… 今日から?」
『…? 仕事しないとですから』
「そ、そう… あ、次の依頼日はそっち行くから」
彼女は少しだけ困ったような顔をして『ありがとうございます』と言った。
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ｱｶﾂｷ(プロフ) - 黒猫さん» 黒猫さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。終わりが見えずグダグダと更新してますがそろそろ本気で終わらせようと思います… (2022年10月26日 7時) (
レス) id: 16de2d871f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 衝撃的な展開！ てかお前かい！ このモブめo(｀ω´ )o (2022年10月24日 22時) (レス) @page21 id: 8c85f5adc6 (このIDを非表示/違反報告)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - 黒猫さん» コメント有難う御座います。もう少し続きますが最後まで楽しんでいただければと思います (2022年8月23日 7時) (レス) id: 5f592be880 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 応援してます! (2022年8月22日 21時) (レス) id: 1ec2eca413 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱｶﾂｷ
| 作成日時：2022年8月21日 17時
