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18. ページ19

 
 
 
 
 
 
キッチンに2つの影。
片付けが済まされ整ったそこに何とも甘い香りが漂っていた。



 
 



「ホットミルクですかィ」

『そう、それも蜂蜜たっぷりの』

「こりゃ確かに土方さんにゃ怒られそうでさァ」




 
 



椅子に腰掛け2人の男女が秘密を共有する。
口内は蕩けるほど甘いミルクが残り身も心も温まったAは眠気に襲われる。

 
 








『もう寝ようか』



 



 


その言葉を合図に沖田もまた自室へと戻った。





 



.


 



 


.




 




.



 




 




彼女が抜け出した布団はすっかり冷めきっていた。
もそもそと布団に入り置いて行ってしまった彼の方を見ると目が合う。






 



『......?! ...ごめんなさい、起こしちゃいましたか?』

「...お前が俺にキスした時にな」

『え、......え?!』

「冷えてんじゃねぇか」




 





そっと伸びた土方の手がAの頬に触れる。
土方からすれば彼女の頬は冷たくて、Aからすれば彼の手は暖かい。





その手は頬を通り越え頭を抱え込む。
思わず体勢を崩す彼女を受け止めた土方はすっぽり己の腕の中に収まった彼女を抱き寄せた。






 




「甘い匂いがする」





 




ドキッと胸が鳴るのは勿論悪い意味でだ。
何か言い訳をしようと口を開いたところ見事にそれを阻止された。






 




『んっ、十四、ろうっ...さんッ』







 


土方の舌が口内を侵食していく。
空気が取り込めず『ギブアップ』とでも言うように彼の胸を叩いた。



 

彼はペロと何かを味わうように舌舐めずりした後答えを見付けたのかまた言葉を発した。







 




「蜂蜜......か...?」

『うぐッ.........』

「白状しねぇならもう一回するぞ」

『せっ、正解です!!』






 




慌てて素直に白状すれば彼は当たった事が嬉しいのかニィと笑いまた口と口を合わせた。







 





『(結局、もう一回、するんじゃないですか...!! 嘘つき!!)』









 
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アカツキ(プロフ) - -sara-さん» 此方の作品も読んで下さり、そしてコメントまで有難うございます。夢主ちゃんは皆様のご想像の中で存在して欲しいので詳しく設定等は記載しないのですが、sara様の頭に夢主ちゃんが浮かんでくれて嬉しいです! お褒め頂き光栄です、有難うございます (2021年8月16日 8時) (レス) id: 2cb0f29e5d (このIDを非表示/違反報告)
-sara-(プロフ) - こちらにも、こんばんはm(*_ _)mどうやら、私はアカツキ様の土方さんが大好きな様です(笑)元々好きではありましたが、素敵すぎます!あと、ヒロインちゃんも凄く好きです!なんか、映像として頭に浮かんできちゃいます。最後の「猛獣使い」が個人的に大好きです! (2021年8月16日 3時) (レス) id: 7c2d2afbf6 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - あめちゃんさん» コメント有難うございます、無事完結する事が出来てホッとしています。久々に土方落ちを書いた気がしますが、なかなかに楽しかったのでまたいつか出したいですね。応援有難うございました (2021年2月16日 16時) (レス) id: adf8f89573 (このIDを非表示/違反報告)
あめちゃん(プロフ) - アカツキさん» 完結おめでとうございます!!土方さんの良さがすっごいよく表現されていて、いつも読む手が止まりませんでした。私の作品も読んでいてくださりありがとうございます!こちらも頑張ります!改めて、完結おめでとうございます。 (2021年2月16日 15時) (レス) id: beda8b3808 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 東雲 晄さん» コメント有難うございます、途中文章ミスがあり申し訳ありませんでした... ご指摘有難うございました。またご縁がありましたら作品を読んで頂けると嬉しいです (2021年2月16日 7時) (レス) id: 3bd9d4536b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカツキ | 作成日時:2021年1月25日 23時

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